コロナ禍で始まった「書いてみようかな」
——そもそも、今回エッセイを出すことになったきっかけは何だったんですか?
ユースケ(以下、同) コロナ禍のときに、noteで記事を書き始めたのが最初ですね。先輩がやっていて、「こんなんあるで」と教えてもらって。もともと文章を書くことには興味があったので、「自分もやってみようかな」と。
そうしたら、すぐに編集さんから書籍のオファーをかけてもらって、「ぜひ出したいです」と返事はしたんですけど、そこから全然書かなくなっちゃって(笑)。偉そうなことを言うつもりはないんですが、やっぱり気持ちが乗らないと書けないというか……。
でもずっと頭の片隅では気になっていて、さすがに待たせすぎだし「ほんまにちゃんとやらなあかんな」と。そこから少しずつメモが溜まってきたタイミングで、「本の話、再開していいですか?」と相談しました。
それからは新幹線での移動中とか、休日に喫茶店へ行ったり、そういう隙間時間を使ってスマホのメモアプリで書いていました。
——すべてスマホで書かれたんですか!?
はい。僕、パソコンだとめっちゃ遅いんですよ。なので、喫茶店とかに行ってスマホで書いてました。コーヒー1杯で4~5時間くらい居座ってバーッと書く、みたいな。
たぶん店員さんも「こいつ、めっちゃ来るやん」って思ってたと思います。
——(笑)。文章を書くのは、ツラくなかったですか?
めっちゃ楽しかったですよ。本を出すのも初めてですし、文章を書くこと自体、これまで本格的にやってきたわけでもなくて。というか、そもそも本をあまり読んだことがないんですよ。小説は、1冊も読んだことがなかった。
でも前から、モヤっとした出来事とかをスマホのメモアプリに書き留めてはいたんです。ネタに使えそうなこととか、番組のトークで話せそうなエピソードとか。それでnoteを始めてみたら、読んだ人が感想を書いてくれるようになって、それもすごく嬉しくて。
自分にとっては日記みたいな感覚なので、思ったことをそのまま書ける。そういう自由さも含めて、「文章を書くのって楽しいな」と思えましたね。
——文章を書くうえで、何か意識していたことはありますか?
書いたあとに読み返して、「自分が心地よく読めるかどうか」は、けっこう意識しましたね。この一文、ちょっと気持ちよくないなとか、テンポ悪いなとか。
自分が読んでいて「ここ2文字いらんな」とか「『です』より『ですよ』のほうがええな」とか、そういうところを感覚で調整しているだけですけど(笑)。
あと、ここに書いてあることって、実際に声に出してしゃべっている言葉じゃなくて、心の中で思っていることなんですよね。だから、そういうニュアンスまで含めてちゃんと読む人に伝わるのかな、という点はかなり気にしていました。
——周囲の反応はいかがでした?
スタッフさんに「本、読みましたよ」と声をかけてもらうと、もちろん「ありがとうございます」ってなるんですけど、やっぱりちょっと照れるんですよね。
というのも、ここに書いていることって、自分が思っていることをそのままさらけ出しているようなものなんです。そういうことをするのも、今回のエッセイが初めてで。
その「恥ずかしいな」と思う部分も含めて、かなり正直に書いたので、そのあたりも楽しんでもらえたら嬉しいですね。














