3食きちんと食べたほうがいいのか?

1日3食を食べないと健康に良くないとも、よくいわれます。偏った考えかもしれませんが、数十年前までの食べ物の少ない時代には3食を食べられることは恵まれたことだったのです。

3食を食べると栄養が足りて、健康的に育つ、大きく育つという考えは一般的です。それはある意味、正しいとは思いますが、ただ1日3食を食べなければならない強迫観念というか、その思い込んだ習慣のために食べなくてもいい量を食べてしまうという一面もあります。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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さらに、3食に加えてお菓子などをたくさん食べると、完全にカロリーオーバーです。

間食のお菓子は炭水化物が多く、ビタミン、ミネラル、タンパク質はほとんどありません。そうした偏った生活をし、さらにアイスクリームを毎日食べたりすると血糖値が上がり、余分なカロリーが脂肪として蓄えられ、糖尿病などの生活習慣病にとっては良くない条件がどんどんそろってきます。

昔から「3食きちんと食べなさい」といわれてきましたが、お菓子を食べるのならば、どこかの食事を減らす、お菓子ではなくてフルーツとかでビタミンを補う、タンパク質をきちんと摂るといった意識をしながらトータルな栄養バランスを考えて食べることは、とても大切です。何度も言いますが、「健康は引き算」なのです。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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特にお魚やお肉、植物ならば大豆といった良質なタンパク質を摂ることが重要です。

体はタンパク質でできているので、タンパク質は体そのものと思ってほしいのです。タンパク質が不足すると、必ずいろいろなところに悪影響が出ます。ですから、食事代わりにお菓子でお腹を満たすのは、良くありません。

お菓子をよく食べている人は、食事をきちんと増やしてお菓子を減らし、偏りをなくすように心がけましょう。

みなさんも朝食を抜くことがあるかもしれませんが、外食やインスタント食品に頼らず、食べる内容と量を見直し、糖尿病・動脈硬化などの血管の病気、目や脳・神経、腎臓や他の臓器への悪影響を避けましょう。

一人ひとりが栄養に対する意識と知識を身につけて、健康が保てる食生活を考えましょう。

文/梶原一人

『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』(かや書房)
梶原一人
『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』(かや書房)
2025/11/8
1,760円(税込)
224ページ
ISBN: 978-4910364971

ハーバード大学に研究員として留学し、在職中に世界で最も権威のある科学雑誌『ネイチャー』『サイエンス』に論文を発表。スタンフォード大学医学部・神経生物学教室で研究を続け、現在「眼科かじわら アイ・ケア・クリニック」を開業している眼科医・梶原一人氏が、100年を健康に生きるための食事術を解説します。

眼科医が栄養学を語る理由は、目の健康が体、特に「血管」の健康と密接に結びついているからです。それはつまり、目の健康はもちろん、がん、糖尿病、高血圧、動脈硬化、認知症、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病、薄毛まで、加齢に伴う様々な悩みに「食」を通じてアプローチすることを意味します。

本書では、糖尿病や老化を促進する揚げ物などの「AGEs(終末糖化産物)」や甘い飲み物を避け、魚、ナッツ、野菜といった血管を元気にする食品を具体的に紹介。34万人登録を誇る著者の人気YouTubeチャンネル「100年生きる!眼科チャンネル」の内容を基に、科学的根拠に基づいた「食べてはいけないもの」「食べるべきもの」を分かりやすく楽しく解説しており、あなたの目と体の未来を守る一生役立つ知識が満載です。 本書を読んで健康で100歳超えでも元気でいられる食事術を学びましょう!

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