朝食を抜く人は糖尿病になるのか?

朝、食事を抜く人は糖尿病になりやすいという説があります。

確かに、体の中にはサーカディアンリズムと呼ばれる体内時計があります。それは様々なホルモンにより制御されているのですが、そのホルモンバランスが崩れると、糖尿病につながるという説もあります。

朝食を抜く人の多くは、夜型の人でしょう。朝が遅く夜更かしをするような生活習慣の人はたいてい食生活も乱れています。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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朝食を摂らずにお昼も夜も外食となると、外食は添加物が多かったり糖質とAGEsが多かったりしますし、お店はお客さんを満足させるように量を出すので、外食中心だと、次第に必要以上のカロリーを摂るようになります。

さらに夜型なので運動しない、夜更かしで疲れるから週末はゆっくり寝ているなどという生活になりがちです。そうした生活は糖尿病につながりやすいのです。夜型の人には糖尿病が多いのは確かですが、夜型が直接の原因とは単純にはいえないのです。

夜型の人は、そもそも健康に対する意識が低い傾向があるのです。

外食だけでなく、インスタント食品を食べる人も多いですが、インスタント食品の麺類のほとんどは油で揚げてあります。油で揚げているので、お湯をかけたときに麺がすぐに水分を吸って柔らかくなり、わずか3分で食べられるのです。

インスタントラーメンは油の量が非常に多いので、それ1つで400キロカロリー以上、大盛りのものでは700~1000キロカロリーにもなります。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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しかも、それだけでは足りないので、他のものも食べますよね。

そういう食事では、炭水化物ばかりで、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどが極端に不足します。栄養が偏るので、体のあちこちで障害を起こします。元気が出なかったり、血管が早く老化したり、様々なことが起こります。

さらに、そこに運動不足が加われば、糖尿病になりやすいし、なると悪化しやすい。

体内時計に逆らって朝食を抜くことで、直接糖尿病になりやすいのではなく、夜型の生活をすることが回り回って糖尿病のなりやすさにつながりやすい、というのが最近の研究結果です。