「うたばん」でのタカさんに感謝

——卒業するきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

モーニング娘。ではやりきったという気持ちがありました。その一方で、青春を味わってみたいという気持ちが芽生えたのも理由のひとつです。

一般の女の子に戻ったらどんな世界が広がっているのだろうという好奇心もありました。

——卒業後はどのように過ごされましたか。

2年間走り続けてきた反動で、何も予定がない日がとても新鮮でした。家でゆっくり眠れたことや、大好きな地元に戻れたことがとても嬉しかったです。

何もない日がこんなにも尊く感じられるのかと思うほど、ささやかな幸せをたくさん味わいました。

——卒業後、2002年に「市井紗耶香 in CUBIC-CROSS」として活動を開始されました。

シャ乱Qのたいせーさんをはじめ、多くの大御所の方々に支えていただき、改めてハロプロの絆の強さを実感しました。

市井紗耶香 in CUBIC-CROSS名義で発売された『失恋LOVEソング』
市井紗耶香 in CUBIC-CROSS名義で発売された『失恋LOVEソング』

——バンド時代は作詞も担当されていましたが、『失恋LOVEソング』は実体験ですか。

振り返ると実体験ではなかったと思います(笑)。たいせーさんからアドバイスをいただき、候補曲をもとに作詞をしていました。

——芸能界を一度引退され、現在は復帰されています。育児と活動の両立はいかがですか。

両立という言葉は重く感じています。子育てをしながら働くお母さんはたくさんいらっしゃいますし、本当に大変だと思います。

子育てはほどよく息抜きをしながら、仕事は全力で取り組む——それが私のモットーです

――そういえば市井さんは、在籍当時から「母さん」というあだ名がつけられていましたね。

あのあだ名は、うたばんに出演した時にとんねるずの石橋貴明さんがつけてくれたんです。後藤真希さんの教育係をしていたから、「かあさんみたいだね」って。

他にも、かおりん(飯田香織)はジョンソン、圭ちゃん(保田圭)はケメコとか。こうして何年経っても覚えていただけているので、今思うとあだ名をつけていただけることって、とてもありがたいですよね。