遊ぶから“愛でる”へ…大人がハマるシルバニアの世界
XやInstagramなどのSNSには、「#シルバニアファミリー」「#シル活」などのワードとともにお気に入りの人形とカフェでお茶をする写真がアップされていたり、部屋中をシルバニアで飾っている人も少なくない。
前出のモモさんは、5年ほど前に手芸店を訪れた際、店内の一角に見つけた“シマネコの赤ちゃん”に懐かしさを覚え購入。今も一番のお気に入りのその人形は、ケースに入れて頻繁に持ち歩くほか、部屋にある“シルバニアビルディング”は日に日に巨大化している。
「幼少期、グレーウサギのファミリーを買ってもらい、何かを頑張るとひとつ、またひとつと買ってもらっていました。しかし、実家を離れたあとに近所のお子さんたちに譲ってしまったようで、その寂しさの反動と、懐かしい温かな気持ちから買い集めています。
ビルディングは高くなりすぎて不安定になってきたため、今は箱庭療法(砂を入れた箱にミニチュアの人・動物・乗り物などを置き自由に表現したり、心の深部を知る心理療法)のように並べて眺めたり着せ替えたり、お洋服を作ったりしています」
発売当初のファミリーの中には少し大きめだったものもあるが、遊びやすさが追求され、徐々にサイズが統一されていったシルバニアファミリー。着せ替えもしやすくなり、現在では多くのフリマサイトでハンドメイドの洋服の売買も行なわれている。(※売買について。エポック社では玩具としての安全上の観点も含め、推奨はしていないhttps://epoch.jp/support/important-notice/article/20241216.php)
月日を重ね、幼少時代にシルバニアで遊んでいた女性が母になり、子どもたちに譲り渡したあとに再燃するケースも少なくない。
子どもも大人も楽しめるシルバニアファミリーだが、子どもと大人では楽しみ方が異なるようだ。前出の碓井氏はいう。
「大人は“静的”に楽しむ方がほとんどです。時々、冒険をさせるように旅に伴って一体感を高めることはありますが、基本的には自宅の一角に飾り、その世界観を眺めてはノスタルジーに浸ったりします。友人と出かければ、本当は食べたくないご飯にお金を遣ったり、時には文句を言われたりしますが、シルバニアのお人形ならばそれがないのも魅力なのでしょう。
シルバニアファミリーのお人形はぬいぐるみや他のものよりもサイズが小さいため、大人も抵抗感なく持ち運びやすいのもよいのでは」














