参政党が苦しみ、自民党が圧倒する“ネット空中戦”

「ネットの空中戦に苦戦しています。他党はめちゃくちゃお金かけている」

2月3日に、自身のXにこう投稿したのは、参政党の神谷宗幣代表。参政党は、昨年7月の参院選において、一挙に14議席を獲得した。神谷氏の演説がショート動画などで拡散され、SNS上で支持を集めたことが、背景の一つと指摘されてきた。

参政党の神谷宗幣代表(写真/本人SNSより)
参政党の神谷宗幣代表(写真/本人SNSより)
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しかし、今回の衆院選では様相が異なる。参政党が1月23日に公式YouTubeチャンネルに投稿した「〜日本人ファースト〜子供たちの未来のために私たちが出来ること-2026-」は約1300万回再生。

それを遙かに凌駕したのが、1月26日に自民党の公式YouTubeチャンネルに投稿された「【高市総裁メッセージ】日本列島を、強く豊かに。」という動画だった。再生回数は、1億1000万回以上と、異常な回数だ(いずれも2月5日時点)。

自民党の副大臣経験者はこう指摘する。

「夜寝るときに、テレビでYouTubeをつけっぱなしにしているが『高市早苗です。挑戦しない国に未来はありません』という動画がもう嫌になるほど、流れてくる……。自民党が、これまでにないほど、SNSの広告宣伝費に膨大な金額を使っていることは間違いない」

自民党の公式YouTubeチャンネルに投稿された動画
自民党の公式YouTubeチャンネルに投稿された動画

自民党の公認候補者も「2024年衆院選および昨年の参院選では、SNSが選挙結果に影響を与えることを実感し、自民党本部も方針を見直したのでしょう」と指摘する。

中道改革連合の関係者からは、こんな悲鳴も上がる。

「高市総理の動画広告は、Xにも1日中表示されていたり、YouTubeで中道改革連合の候補者を検索しても表示されたりしていた。お金をつっこめば、いくらでもできてしまうので、結局は物量戦になってしまっています」