参政党

衆議院選挙特設サイトに高額療養費に関する記述は一切ない。

筆者の印象

党としてこの問題におそらく興味も関心もないように見受けられる。

保守党

党公式サイトに高額療養費に関する記述は一切ない。

筆者の印象

参政党と同様で、この問題には興味も関心もないように思われる。

減税日本・ゆうこく連合

衆議院選挙の公約を発表していないため、不明。

筆者の印象

ナシ。

社民党

衆議院選挙特設サイトの公約欄に「高額医療費やOTC医薬品の自己負担増に反対」という記述がある。

今回の候補者の中には、当初案が凍結に至る過程で反対意志を表明し、一時凍結後もこの問題についてSNSなどで発信を続けていた人物もいる。

筆者の印象

共産党やれいわ新選組と同様で、自己負担引き上げ反対が党の姿勢と整合性があることはわかる。

この問題を強く訴えて支持基盤以外の票を獲得できるかどうかについては、新選組や共産党の場合と同様で、党の他の政策への共感/違和感に大きく左右されるだろう。

チームみらい

衆議院選のマニフェストで「現在検討が進められている拙速な上限額の引き上げは病気に苦しむ患者に対して未来に対する不安を煽る政策であり、断固として反対します」「高額療養費制度は、他国のような国民の医療破産を防ぎ、現役世代の労働力保全に寄与する極めて先進的かつ人道的な制度と言えます。昨今検討されている上限額の引き上げに関する議論は、闘病中の患者に未来への不安を抱かせるものであり、一方的で拙速なものとして強く反対します」、等々の豊富な記載がある。

筆者の印象

今回の衆議院選で、見直し案への反対姿勢をいちはやく表明した陣営のひとつ。

また、高齢者の医療費窓口負担3割化を提案し、他党がほぼ横一線状態で消費税減税を訴えているのと対照的に、引き下げ反対を明言している。安野党首はSNSや討論番組等でも、これらの事柄を明言し、この独自主張で存在感を大いに高めていることは間違いない。

政府案として年末に閣議決定された予算案に含まれる高額療養費制度の見直しは、衆院選後に行われる通常国会で、この選挙で当選した議員たちにより議論されてゆくことになる。

選挙で投票の判断基準となる論点や課題は、有権者個々人によって様々だろうが、高額療養費制度に関する各党の立ち位置は、ここまで見てきたとおりだ。

政府見直し案の帰結に関心がある人は、投票行動の参考にしていただければ幸いである。

文/西村章