今日はホテル業界が狙われた。明日はレストランかもしれない

「たかが宿泊税」と笑ってはいけない。「私はホテルに泊まらないから関係ない」と他人事になってしまうのも危険だ。ホテル業界間に仕掛けられた分割統治と同様に、納税者も分断を受けているのだ。

「あの税は関係ない」「この税なら大丈夫」などと言っているうちに、今度は自分にとっての大きな増税を押し付けられることになるのである。

政府が特定の産業を狙い撃ちにし、恣意的なルール変更で市場を歪める悪しき前例となる。今日はホテル業界が狙われた。明日はレストランかもしれない。その次はあなたの生活かもしれない。

文/小倉健一