「不同意わいせつ罪に抵触する可能性も否定できない」
杉本氏にはセクハラの疑いが出て、外部弁護士による特別調査委員会が調査をしていた。そんなさなかの昨年12月4日に突然辞職し、結果公表を待たない辞職は無責任だとの批判も出ていた。
だが1月7日に調査委が公表した報告書には、女性職員の人格を尊重せず性欲の対象としか見ていないのではないかと思わせるほどの、ひどい言動が書き連ねられていた。批判されても自身のセクハラの実態が暴露される前に公の場から逃げ出そうとした杉本氏の心中がうかがえる。
「昨年4月、職員の女性が県の公益通報の外部窓口に『知事が愛人になることを求めたり食事に誘ったりする内容の LINEを送りつけてくる』と通報しました。
県当局は通報者や杉本氏から聴き取りをした上で特別調査委に調査を依頼。調査委は約6000人の県職員に杉本氏のセクハラを経験したり聞いたりしたことがないか情報提供を呼びかけました。その結果、さらに3人の女性職員が調査に応じました」(地元記者)
報告書に明記された杉本氏の加害事例は深刻な内容だ。ある被害者はこう証言する。
「杉本氏と飲食する機会があり、飲食後に突然杉本氏が背後から私のスカートの中に手を入れ太ももの裏と臀部を触ってきて、驚いて振り向くと杉本氏はすぐにその場を離れた。私は突然のことで声も出ず抗議できなかった」
他にも、飲食店で隣に座った杉本氏が「触っていい?」と言いながら太ももを触ってきたとの被害や、テーブルの向かいに座った杉本氏が自分の両足の間に足を入れて絡めてきたとの狼藉が記載されている。
杉本氏は「全く記憶にない」と否認したが、調査委は被害証言が具体的で杉本氏の主張は「信用できない」と判断。「杉本氏がいわゆる痴漢行為に及んだことがうかがわれ、刑法上の不同意わいせつ罪に抵触する可能性も否定できない」と断罪している。
LINEやメールによる性的なメッセージもひどい内容のものが多い。
〈裸でくっついていても(秘)とはいえ、男は男だから〉
〈ぼくも元気よくピンピンがんばります〉
などと性行為を露骨に想像させたり要求したりするものが目につく。
〈レオタードを着て、おっきく足を上げて、ボンボンを持って元気に躍り回ることだと思うよ〉
〈おはよう もう起きたの? それともおしっこ?〉
ほかにも女性の体格や容姿を値踏みして自分の性欲がかき立てられるとの趣旨の内容など異様な性的嗜好をうかがわせる内容のものも目立つ。












