「小川か、小川以外か」を選ぶ選挙だと強調

「こんな状況にあっても私に期待をしてくれて思いを寄せてくれる、その1人1人の皆さんの願いになんとしても答えなければいけない。どんなに辛くてももう1度ここから立ち上がって市民の皆さんとこの前橋の政治を作っていく。しっかりと闘ってまいります」

時折、目を潤ませ謝罪を口にしながらも再選へ向けた決意は固い小川氏。第一声は候補者のタスキが届いたばかりの選挙事務所で行なわれた。約40人の近隣市町の議員やその倍ほどの支持者やメディアが集まり「大丈夫、大丈夫」「がんばれー」と応援の声が飛ぶ。

昨年末には学歴詐称疑惑の末に失職した静岡県伊東市の田久保眞紀前市長(55)が出直し市長選で惨敗したが、数人のコアな支持者しか演説現場にいなかった田久保氏とは対照的に、小川氏の陣営では本人の大チョンボは済んだことにされている気配だ。

9月のラブホ通い発覚後、不倫を否定しながら「行政を止めるわけにはいかない」と引責辞任を拒否した小川氏は11月下旬の市議会で不信任決議案が可決されそうになると一転して辞職。ホテル通いの相手となった元職員A氏が停職6か月の懲戒処分を受けて12月末に依願退職したのをわき目に復活を目指す。

1月5日、選挙事務所で必勝ダルマに片目を書き入れた小川晶氏 撮影/集英社オンライン
1月5日、選挙事務所で必勝ダルマに片目を書き入れた小川晶氏 撮影/集英社オンライン
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群馬県議と市長を計15年務めただけに演説は手慣れたものだ。小川市政の「実績」とするものを次々羅列した上で未達成の政策を紹介し、「これらをやり遂げよ」と市民に期待の声をかけられたと強調。「これからの行動」を見てほしいと訴えた。

選挙カーでの出発前にはメディアに「責任をとって一旦辞職をするということになりました。市民の皆さんにもう一度この私に任せていいのかどうかを判断してもらう選挙だと思っています」と話し、“小川か、小川以外か”を選ぶ選挙だと強調した。

第一声を聞いた支持者の女性は「アキラ(晶)ちゃんの魅力は正直で元気なところです。私は(彼女には)まだやるべきことがあるから皆に謝らなくちゃって歩き回ったんです。その結果『もう一回(市長になることを)考えろ』というお声が多かった。彼女が出直す決心をしたのは遅かったけど、その分、随分勉強したんじゃないですか」と期待をかける。

1月5日、選挙事務所でメディアに囲まれる小川晶氏 撮影/集英社オンライン
1月5日、選挙事務所でメディアに囲まれる小川晶氏 撮影/集英社オンライン