部活は無所属、本業はキャンドゥ
──地味な文化部だとモテない、みたいなことはつい考えちゃうかもしれませんね。映画部ということは映画に興味があったんですか?
部というか、同好会みたいな感じだったのかな。先生がMacを持っていて、それで動画を編集したりする部でした。ただ、そこに所属はしてなくて……自分は基本的にどの部にも所属してなかったんですよ。
軽音部を自分で立ち上げようともしたんですけど、騒音の問題で許可されなくて。それで、ユーティリティプレイヤーとして、気が向いたらいろんな部活に顔を出していました。
──そこだけ聞くとマンガの設定っぽいですね。バイトはどうですか。
機材を買うために、とにかくキャンドゥでバイトをしてたんですよ。だから部活は無所属、本業はキャンドゥ。そんな青春ですね。
──当時の自分を思い出して「もっとああしておけば良かった」と思うことはありますか?
いやあ「ま、こんなもんかな」と思ってますけどね。強いて言うなら、もうちょっと同級生と仲良くしてても良かったかな、とは思いますね。別にクラスのみんなと仲が悪かったわけじゃないですけど、高校生のときにはもう音楽活動をいろいろやっていて、学外が交友関係の中心だったんですよ。それこそ『水星』で共演したオノマトペ大臣とか。
そういう年長者に囲まれてるから、同級生からすると「何されてる方なの?」ですよね。『正反対な君と僕』みたいな、学校の中に友達がいっぱいいる状況っていいなとは思いますね。
──原作『正反対な君と僕』の友達関係を見ていると、そう思うのもうなずけます。
こう、悪意が存在しない物語というか、登場人物が皆、倫理観がありますよね。本当に悪い奴、意地悪な奴っていうのが出てこないじゃないですか? 『中学生日記』とかでも、もうちょっと意地悪な奴とか出てくると思うんですけど。登場人物全員が、問題を棚上げしないで、本音をしゃべって、解決するのがすごい。
絵本みたいに、子どもに読ませたいですね。バイオレンスなマンガがある一方で、こういう一切悪意のないマンガもあるのが、今の時代っぽいなと思います。
あとは心理描写ですよね。例えばデートのシーンの描き方の解像度とか、どうやってこれを描いてるのかな、と思いますね。
──ちなみに、トーフさんの初デートはいつなんですか。
う~ん、どこからをデートとするのか……。本当に、男子校なんで、女の子と一緒に登下校するだけでも一大イベントですからね。まあ、誰かの紹介で、女の子とゲームセンターとかに行ったのは、16、7歳とかですかね。それも別に、そこから付き合うということもなく。その頃はアイドルにハマってました。
──こういう青春もありえたと思いながら『正反対な君と僕』を読むと、また味わいがありますね。
谷くんの下の名前にも、個人的に親しみがありますしね(笑)。
(なぜtofubeatsが谷くんの名前に親しみを感じるかは、原作2巻を読んだ後、tofubeatsのwikipediaをご覧ください!)
取材・文/Shoichiro Kotetsu 撮影/濱田紘輔
TVアニメ『正反対な君と僕』作品概要
【タイトル】 正反対な君と僕
【放送・配信情報】 2026年1月11日(日)より
MBS/TBS系全国28局ネットにて毎週日曜午後5時~放送
ABEMA、Prime Videoにて毎週日曜午後5時30分~最速配信
【イントロダクション】
いつも元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう女子・鈴木と、物静かだけど自分の意見をしっかり言える男子・谷。正反対な二人がお互いを尊重し、ゆっくりと理解を深めていく姿と、友人たちとの学校生活を描くラブコメディ。
「ジャンプ+」にて2024年まで連載され「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2024」男性部門賞、「マンガ大賞2024」第7位、「第4回マガデミー賞」作品賞など数多くのマンガ賞を受賞した阿賀沢紅茶による原作をラパントラックがTVアニメ化。
©阿賀沢紅茶/集英社・「正反対な君と僕」製作委員会
【公式HP】https://sh-anime.shochiku.co.jp/seihantai_anime/
【公式X】@seihantai_x














