「子供が横揺れダンスで体を動かすようになった」という親も…
小学6年生の娘を持つ母親は「ウチの子はダンス習ってるんで、ああいう下品なダンスはしませんね」と笑う。
「ウチの子はこういうバカな踊りはしませんね。中学受験する子も多いエリアなんでそんなお友達もいないと思います」
いっぽうで「いつもSNSばっか見て運動不足気味だったけど、横揺れダンスで体を動かすようになったから微笑ましく見てる」と言う、小学4年生の息子を持つ母親も。
「家の目の前で滝汗になるまで踊ってましたよ(笑)。息子が横揺れ動画に『いいね』をつけるから、私のスマホのリールが横揺れだらけになっちゃったんで、それはマジ勘弁って感じですけど…。体を動かすのは別にいいんじゃないのかなって思います」
小学校の教師はこのブームをどう見ているのか。
「ダンスすることは悪くないので、校庭などでやる分には注意はしません。でももちろん、みんなが教室移動する時にふざけて誰かが始めて、連鎖するように複数人が踊り始めたりすれば危ないので注意します。
担任の判断になりますが、うちは教室内の広いスペースで友達同士であまり激しすぎずに踊るなら注意はしないです。でも流行らせた人たちが不良系の人という点で親御さんは心配になりますよね。
やはりSNSによって大人だけでなく子供も簡単にそういう動画が見られるようになって、ゾーニングできない状況なのは良くないですよね。子供たちが非行に走るきっかけは教師としては防ぎたいです」
親や教師たちは、横揺れダンスのブームに不安を感じている。散々な言われようだが、火付け役となったグリ長は現在のブームをどう見ているのか。
「交差点のど真ん中で横揺れした動画を投稿したら『迷惑やろ!』とアンチコメントがいっぱいつきましたので、実は僕も交差点ではやらんとこって思いました。だから少年少女たちにも言いたいです。人の迷惑になる場所ではやっちゃダメだよって」














