「カツアゲ、みかじめ料のような要求だった」

議長、副議長の席を得るため、求められて“実弾”(現金でのワイロ)を使ったと最初に西日本新聞などに証言したのは、2020年6月から1年間議長を務めた元自民党会派所属で現在無所属の吉松源昭県議と、同時期に副議長だった自民党の江藤秀之県議だ。

吉松氏は2018年12月、当時自民党県議団会長だった原口剣生県議から「汗をかく気はあるのか?」と聞かれ、自民党と他会派のゴルフ代名目で550万円を払い、2019年10月には中尾正幸現副議長に同様の名目で1000万円を渡したなどと証言。中尾副議長にカネを要求された際のやり取りとされる音声も公開した。

吉松源昭県議(写真/本人Instagramより)
吉松源昭県議(写真/本人Instagramより)
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江藤県議も副議長就任前に中尾副議長に求められ、現金で500万円を支払ったと話し、そのほかにも「お車代」や「食事代」など合計すると2人が支払ったと証言したカネの総額は2750万円になる。

「吉松氏が『議長ポストにつながる支払いだと理解できた』と話したことで、“議長ポストはカネで買う”とのかねてからの噂が事実ではないかとの見方が強まりました。

そこでメディア各社が正副議長経験者に取材をかけると、ほかにも3人が払ったと認めました。そのうち、1人の民主党系会派に所属する元副議長は『蔵内勇夫議長に500万円を現金で手渡した』とメディアに話しています」(地元記者)

蔵内議長は豪華海外視察問題でも中心になった“県議会のドン”と呼ばれる重鎮。6月の釈明会見では、「私は海外旅行は続けます。あ、すいません。海外旅行じゃありません。海外活動です」と口にして物議を醸している。#1

7月7日に記者会見した吉松県議は、「弱みに付け込んだカツアゲ、あるいはみかじめ料的な要求だった」と非難する。