秘書への暴言、最下位落選…一度消えた豊田氏
「このハゲーーッ!」「違うだろ、違うだろー!」
2017年6月、週刊新潮が公開したICレコーダーの音声が多くの人の耳について離れない。報じられた政策秘書への罵声と暴行疑惑の決定的証拠は同年5月下旬に録音された。
豊田氏は支援者へのバースデーカードの宛名記載ミスを理由に、運転手を務めていた50代の男性政策秘書に対し車内で罵詈雑言を浴びせたとされる。
報道直後、豊田氏は「心身の不調」などを理由に入院し、同年9月の釈明会見では涙ながらに謝罪しつつ、
「(秘書が)高速道路を逆走するなど、命に関わるようなミスが続いたため、パニックになってしまった」
と言い訳した。自らの暴言を秘書のせいにしたため、また世間の怒りに燃料を注ぐ結果となった。
「豊田氏は東大とハーバード大学院を出て厚生労働省に入省した元エリート官僚で、裏の顔が報じられると世間は驚きました。あの絶叫フレーズは流行語大賞にノミネートされるほどの社会現象となり、自民党離党に追い込まれました。
同年10月の衆院選にも無所属で出馬しましたが、結果は最下位での落選。政治生命はそこで絶たれたかに見えました」(政治部記者)
ところがその後、テレビコメンテーターの「毒舌キャラ」として復活。2025年9月には参政党入党を発表し、政界復帰に動き始めた。
「『国民運動』や『反グローバリズム』を掲げる参政党は、豊田氏の知名度と政策立案能力を買い、豊田氏は組織というお守りが手に入ることで利害が一致したようです」(政治部記者)
入党直後から豊田氏は党の政策スクールで講師を務める一方、全国を回ってマイクを握り、神谷宗幣代表に次ぐ党の「顔」的存在に。党では政調会長代行を務めている。
そして突然実施が決まった今回の衆院選。豊田氏は北関東ブロックの比例代表で単独1位という厚遇で出馬。当選は確実とみられ、各地の小選挙区候補を応援に回っている。













