「リコーダーの授業の前はアルコール消毒をさせてほしい」

所属していた地域のフットサルチームではポイントゲッターとして活躍。職場では「熱血教師」と呼ばれ、児童からも慕われる存在だったが、感受性の強い一部児童からは「キモい」と煙たがられていた小瀬村容疑者。

事件発覚後に勤務先だった小学校で行なわれた保護者説明会に参加した保護者はこう証言していた。

「小瀬村は低学年の児童や保護者から好かれていたのか、保護者が泣きながら『子どもたちに今回の事件のことをどう伝えたらいいのか』と質問していたのが印象的でした。当時、小瀬村は3年生の担任を受け持っており、一部の児童からは『コセムー』と裏で呼ばれていました。

『コセムーがなにかヤバいことをした』とクラス内で騒がれているそうです。ただ、コセムーが何をしたかの具体的な内容は理解しておらず……。悪いことをしてしまったけど、いつかまた戻ってくると思っている子が多い印象です。

児童のなかには『いつコセムーは戻ってくるの』と保護者に聞く子もチラホラ。そんな児童の純粋な質問に、保護者がどう説明すればいいかと葛藤しているとのことでした」

6人目の逮捕者、澤田容疑者(学校関係者提供)
6人目の逮捕者、澤田容疑者(学校関係者提供)
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相次ぐ変態教師たちの再逮捕報道に保護者も怯えている。6人目の逮捕者となった澤田大樹容疑者が勤める豊島区内の小学校に我が子を通わせる保護者(40代)は再逮捕の報道を受け、肩を震わせた。

「先日の保護者会で澤田先生の逮捕容疑は『昔のロリコン本の画像をチャットに投稿した』件(児童ポルノ禁止法違反の疑い)だと聞いていました。

ですが、これだけグループ内で余罪がドンドンでてくると、本当にその容疑だけなのかと疑ってしまう。現に、澤田先生は取り調べに対して『盗撮もした』と供述しているわけですから…。

保護者会で、学校側は再犯防止のため、教師のスマホの持ち込みの制限を徹底することを話していました。ですが保護者からは『体操服登校を認めてほしい』『更衣室での着替えは着替え用ポンチョタオルの使用を認めてほしい』と自衛を訴える保護者が多くいました。

今回の再逮捕報道で、私も『リコーダーの授業の前はアルコール消毒をさせてほしい』と面談のときに話そうとおもいます。今の時代、我が子をどう守るか保護者も学校に預けっぱなしでなく、それぞれが考えなければいけない時代だと改めて感じました」

“変態教員グループ”が教育現場に与えた影響はあまりにも大きい、事件が起きた学校は保護者や生徒から信頼を取り戻すことができるのか。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班