グループのなかでも“古参”で主犯の森山被告から信頼されていた
初公判は21席の傍聴席に100人を超える傍聴希望者が集まり、午前9時10分に抽選券が配られた。開廷は同10時で、公判はわずか15分で閉廷した。
小瀬村被告は白いポロシャツに黒色ズボン姿、顔には白のマスクをつけ、無造作に伸びた前髪にはところどころ白髪が目立っていた。小瀬村被告は性的姿態等撮影及び児童ポルノ製造、性的撮影記録提供等、不同意わいせつなど6つの罪に問われている。
起訴状によれば、小瀬村被告は今年1~2月、神奈川県内の施設で当時7歳の女児の下着を盗撮し、森山被告が主宰するSNSのグループチャットに動画データを共有。また昨年10月から今年4月にかけ、横浜市内の小学校で、当時8歳の女児にわいせつな行為をし、この女児を含む6人が着替える姿を盗撮して児童ポルノを製造したなどとされる
起訴内容を読み上げられると小瀬村被告は、「間違いありません」と認めたうえで「大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
検察官は冒頭陳述で、小瀬村被告が以前から森山被告と盗撮などについてやりとりをし、昨年8月に開設した秘匿性が高いアプリのチャットグループなどを使ってわいせつな動画や画像を送ったことを指摘している。
「小瀬村被告はグループのなかでも“古参”で主犯の森山被告から信頼されていたようです。盗撮被害者が6人と他の変態教員より多く、さらに不同意わいせつの罪にも問われている。起訴状によると被害者のショーツのなかに手を入れ、スマホで撮影したり、別の被害女児にも陰茎を押し付けるなどのわいせつ行為も行ない、手口も極めて悪質です」(司法担当記者)