自らも盗撮を行なっていたこともほのめかす
澤田容疑者は性的好奇心を満たす目的で自宅で児童ポルノのデータ3点を所持した疑い。調べに対し「データはSNSで入手した」と供述しているほか、自らも盗撮を行なっていたこともほのめかしており、捜査本部は余罪を追及している。
「澤田容疑者が所持していたのは20年以上前に撮影された女児の裸の写真集の一部で、SDカードに保存していたようです。同容疑者が教師になったのは3年前、『教員になって子どもと接するようになってから児童ポルノを集めるようになった』とも供述しています」(社会部記者)
豊島区教育委員会によれば、澤田容疑者は2022年4月に正規教員として採用され、同区内の小学校に着任したという。同教委の指導課長は集英社オンラインの取材にこう答えた。
「昨日、愛知県警の捜査員に協力を求められ、同小の校長を呼び出しました。その後は校長へのヒアリングがほとんどで、私は同席はしませんでしたので、詳しい内容はわかりません。知る限りのことを話していたようです。
同小は地域で子どもを育てようという意識の高いエリアでもあり、これまで特段問題が起きたこともなかっただけに、今回の事件には非常に驚きました。当該教員はクラスを持つ担任でしたが、学年等は被害児童にも関係することになりますのでお伝えできません。
一連の事件については私個人も報道は常に見ていて、10人ほどのメンバーがいて、残りの教師が全国のどこかにいると考えるとやりきれない思いでした。摘発された容疑者は(みな)おおむね『熱心な先生だった』などと報じられていますが、同小校長からのヒアリングでは当該教員も『問題なく任務にあたっていた』とのことでした。
こうした『表向きはいい先生』が実際は犯罪者だったということに、保護者をはじめ皆様方にどうお詫びしてよいかわからない状況です。しかしこのようなことが2度と起きないよう、今後も教育委員会では対策や検討を重ねていきます」
同教委は10月1日、豊島区立公立学校の全校長を集めて校長会を行い、今回の事件の報告と対応、改めて盗撮行為につながる録画機能のあるスマホやタブレットなどの取り扱いを協議。さらに午後7時から同小で臨時保護者会を行なった。