森山被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた

森山被告は現在、器物損壊、性的姿態等撮影などの4つの罪 に問われている。

起訴状によれば、森山被告は去年10月13日から26日にかけて、自宅で女子児童3人のリコーダーに自身の体液を付着させ、リコーダーを汚損し損壊した。さらに今年6月23日には女子児童の性的な部位が露出されている画像が記録されたSDカードを所有 していたなどとされている。

起訴内容を読み上げられるとスーツ姿の森山被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

検察官は、森山被告が数年前から、授業の様子を撮影するためのカメラに女子児童の着替えの様子が写っていることに気づき、盗撮行為を始めたと指摘した。当時から森山被告は、仕事のノウハウを投稿するSNSのアカウントを保持しており、次第に卑猥な投稿を繰り返すようになったという。

ある日、第三者から秘匿性の高いチャットアプリを紹介されたことで、森山被告は変態教員グループを開設。そこで信頼できる教師を名乗るアカウントとして、すでに起訴されている横浜市立小学校元教諭・小瀬村史也被告(37)や名古屋市立小学校元教諭・水藤翔太被告(34)を誘い入れたと指摘した。

森山被告(知人提供)
森山被告(知人提供)
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 「森山被告はグループのなかでも創始者でリーダー格として、秘匿性の高いメッセージアプリを運営。メンバーは約10人で、共有された女子児童の盗撮画像などに、『いいですね〜』『羨ましい』などを送りあっていたとされています。

逮捕のキッカケはメンバーだった水藤被告が今年3月に逮捕されたことで、グループの存在が発覚。動画の位置情報などから森山被告や小瀬村被告の場所を特定したといいます。

また、起訴状によるとリコーダーに体液を付着させるほか、女子児童のショーツを盗撮し、その画像をチャットで共有するなど悪質な犯行とも言えます」(愛知県警担当記者)

名古屋地裁(撮影/集英社オンライン)
名古屋地裁(撮影/集英社オンライン)