埼玉県内や栃木県内で教員を務めており… 

“変態教員グループ”はついに本州から北海道にまで“勢力”を拡大した。柘野容疑者は昨年、北海道内の施設で盗撮した女児の動画を、すでに起訴されている森山勇二被告(42)=名古屋市=が開設したSNSグループチャットに投稿した疑いが持たれている。

同日開かれた北海道議会では道教育委員会の中島俊明教育長が、「事実であれば子どもたちの心身に重大な影響を与えるだけでなく公教育全体の信用を損ねる。今後、こうした事案が二度と起こらないよう盗撮事案の根絶に向けて取り組んでいく」と述べた。

柘野容疑者は以前は埼玉県内や栃木県内で教員を務めており、北海道でも転々と地域を変えて教員をしていた。道教委の担当者は集英社オンラインの取材にこう答えた。

「柘野容疑者は2009年4月から2013年3月まで埼玉県内の中学校に勤務し、同年4月から2016年3月まで北海道の十勝管内音更町立中に勤務、同4月から2018年3月までの間は栃木県で教員を務めていました。

同4月に再び道教委で採用し、2021年3月まで釧路管内浜中町立中、同4月から現在の千歳市立北斗中で勤務していました。教員免許は『技術』であり、DB(特定免許状失効者等に関するデータベース)に該当する教員ではありません」

柘野容疑者(写真/共同通信社)
柘野容疑者(写真/共同通信社)

勤務していた北斗中の教頭は、こう重い口を開いた。

「ウチで働いていたことは事実として間違いありません。技術の先生でした。受け持ちのクラスや、学年主任などの肩書きについては、被害者保護の観点から申し上げられません。臨時採用ではなく正常採用で、ウチでの勤務は5年目になりますが、これまで問題行動はありませんでした」