今でも続く妻・昭恵さんとの交流、安倍さん逝去後の芸風に変化も
安倍さんの首相時代は、多くのテレビ番組やイベントに「偽の安倍晋三」として呼ばれ、妻の昭恵さんとも交流を深めていた佐竹さん。活動再開後の2年半、昭恵さんとの交流は今でも続いているのか。
「もちろん続いています。お互いの誕生日や正月にはLINEでお祝いのメッセージを送り合いますし、今年の正月には新宿区の餅つき大会に参加されていたので、娘を連れて挨拶にいきました。
いつも通りフランクな感じで、『娘さんかわいいね!』と一緒に写真を撮ってくださって、『これからも主人のものまね、よろしくね』と笑顔で声かけしてくださいました」
実際に、安倍さんの生前と亡くなられた後では、芸を披露する際に求められる配慮の度合いも変わってくるが、芸風や表現内容で変化を加えた部分はあったのだろうか。
「現役の総理だったときは、テレビで安倍さんが言いそうな切り返しを上手く織り交ぜながら笑いを取っていたんですが、亡くなられてからは、安倍さんに扮するだけで、安倍さんに会いたかった人やロスになった人に『ありがとう』って言われることが増えたんです。
そういった意味では、お笑い的なスタンスからは少し逸れてますが、『安倍さんの存在を忘れない』という意味を込めて、全国行脚して、みなさんと触れ合っていく活動にシフトしていきました」
そんななか、今後の活動についての意気込みも語ってくれた。
「人は新しく前を向くうえで、悲惨な出来事だけでなく、よかった印象を思い出される方が多く、“安倍晋三”としての仕事や活動が増えている状況です。まずはそれにしっかり応えていきたいです」