好きな女性アナ1位に 「2連覇のプレッシャーはある」
『ラヴィット!』での活躍もあいまって、田村アナは2024年「好きな女性アナウンサーランキング」で初の1位に輝いた。その反響は想像以上だったという。
「発表された日、スタジオから打ち合わせ室へ戻る道中で、『ラヴィット!』のスタッフはもちろん、他部署の社員にまで、すれ違うたびに『おめでとう』と声をかけてもらいました。人生でこれほど『おめでとう』と言われることがあるだろうかと思うほど、会社の人たちが自分のことのように喜んでくれて、本当にうれしかったです」
受賞当初は、「なぜ私が……」と謙遜する気持ちもあったものの、周囲の喜びを目の当たりにし、自身の責任を強く意識するようになっていった。
「周りの方々がこんなに喜んでくれるなら、その期待に応えたいという気持ちが以前より強くなりました。『次は2連覇だね』と言われると、プレッシャーは感じますが(笑)。ただ、これまでと変わらず淡々と、着実に職務を務めていく姿勢は変わりません」
元気の源は椎名林檎
真面目で礼儀正しい一方、お笑い好きでひょうきんな一面も持つ。そんなギャップが魅力の田村アナ。上京して10年が経つが、『ラヴィット!』での活躍や「好きな女性アナウンサー1位」という快挙の後でも、学生時代の友人からは「ずっと変わらないね」と言われるそう。
その背景には、自分を見失わないための大事なマイルールがある。
「周りのペースや環境に飲まれそうになったときは、昔の自分を思い出して、初心に戻るようにしています。
例えば、昔よく聴いていた椎名林檎さんや少女時代の曲を聴いたり、母校が仏教校だったので、お寺のような落ち着く場所を訪れたりします。特に、椎名林檎さんの「ありあまる富」(TBSドラマ『スマイル』主題歌)を聴くと、学生時代の帰り道や景色が鮮明に蘇ってきて、気持ちを落ち着かせることができるんです」
変わることは決して悪いことではないが、田村アナは「変わらない自分を大切にしている」と話す。
「周囲の変化に対応しながら成長していくことは、これからの人生において必ず必要です。しかし一方で、純粋な気持ちを持ち続けたいという思いもあります。昔の自分が抱いた感情や思い出を大切にしながら、これから先も生きていきたいです」