TBS・田村真子アナ「ビリビリが怖くて進行に集中できない日も…」『ラヴィット!』で駆け抜けた20代と“好きな女性アナ1位”の重圧
TBSの朝の顔として、不動の地位を築いた田村真子アナウンサー(29歳)。バラエティ番組『ラヴィット!』での親しみやすい笑顔と安定した進行で多くの視聴者を魅了し、昨年「ORICON NEWS」が発表した「第21回 好きな女性アナウンサーランキング」では、初めて1位の座に輝いた。
一方で、その裏側ではゲームで負けた際のペナルティ「ビリビリ椅子」の「ビリビリ」に震えながら進行に集中できなかった日々や慣れないバラエティ番組の現場で必死に走り抜けた20代の葛藤があったという。自身初となるフォトエッセイ『陽がのぼるほうへ』を刊行し、30歳を目前に控えた田村アナに今の思いを聞いた。
30歳からは「自分にしかできないキャリアを積んでいきたい」
これまでは目の前のことに必死で、「未来を考える余裕はなかった」と振り返る田村アナ。上司から「今後、どんな仕事がしたいか」と聞かれても、日々の『ラヴィット!』の生放送に全力だったため「先のことを考える時間はありません」と答えるしかなく、何も思い浮かばなかったという。
今年で30歳を迎える
しかし、30代を迎えるにあたり、少しずつ先を見据えるようになったそうだ。
「ニュース番組から『ラヴィット!』のようなバラエティ番組まで経験しているアナウンサーは、あまり多くありません。だからこそ、私にしかできないキャリアの築き方があるのではないかと考えています。それを形にしていくためにも、まずは心にゆとりを持って仕事に取り組むことが今の目標です」
取材・文/橋本岬 撮影/杉山慶五
田村真子(たむら・まこ)
TBSアナウンサー。1996年2月3日生まれ、三重県出身。2021年3月よりスタートした『ラヴィット!』でMCを務める。2024年「第21回 好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン)にて同局女性アナウンサー初となる1位を獲得。初のフォトエッセイ『陽がのぼるほうへ』(太田出版)を発売。
TBSアナウンサー・田村真子 1stフォトエッセイ 陽がのぼるほうへ
田村真子
2025年8月27日
1980円(税込)
168ページ
ISBN: 978-4778340612
田村真子がカルチャー誌『Quick Japan』と公式Webメディア『QJWeb』で毎月掲載していたエッセイ連載に、書籍オリジナルコンテンツを加えた自身初となるフォトエッセイ。連載原稿のほか書き下ろし原稿を加えたエッセイと、60ページ以上の大ボリュームのフォトストーリー、さらに親友・近藤千尋さんとの対談インタビューや連載写真のフォトアルバムで構成されます。 エッセイパートでは、2024年の夏からおよそ1年間にわたって社会人7年目の日々の中で感じたことや学生時代の思い出、そしてアナウンサーという仕事への向き合い方や将来への希望を、田村さんが等身大の文章で綴っています。普段の放送とはひと味違った、プライベートの田村さんの小さな悩みや日々の喜びを、自身の言葉でぎゅっと詰め込んだエッセイです。 また60ページ以上の大ボリュームのフォトストーリーでは「20代最後の小旅行」をテーマに自然豊かな渓谷や欧風の可愛らしいコテージ、趣味の美術館巡りなどさまざまなロケーションでのカットを掲載。旅先でリラックスした田村さんの自然体な姿はここでしか見られません。 『ラヴィット!』MCを務める朝の顔として人気を集め、2024年「好きな女性アナウンサーランキング」1位に輝くなど、老若男女の視聴者から愛される田村さんの、どこまでも明るく飾らないポジティブな魅力が詰まった一冊です。