「私を皆さんのお母さんにしてください!」
「32人が出馬した東京選挙区。序盤は『安泰なのは自民公認の鈴木大地氏だけ』といわれるほど混沌とし、さや氏は当落線上にひしめく一人にすぎませんでした。しかし選挙戦終盤には悠々当選圏に入りました」(社会部記者)
ジャズシンガーであり、また保守系ネット番組でキャスターを務めてきたさや氏は、かつて元航空幕僚長の田母神俊雄氏の政治活動を支援する“田母神ガールズ”として活動し、女性天皇・女系天皇反対の論陣を張ってきた人物だ。
過去にはYouTubeで「学校教育のなかでは教えられないことを兵役の中では教えることができる」と発言したり、選挙期間中には「北朝鮮ですらも核兵器を保有すると一応国際社会の中でトランプ大統領と話ができるくらいまではいくわけですよね。
交渉ができるという。そういう状況まで行くということを考えると核武装が最も安上がりであり、最も安全を強化する策の一つ」と発言したりしている。選挙では日本人ファーストと反緊縮財政を公約に訴えてきた。
選挙戦最終日の19日夜、東京・芝公園で神谷宗幣代表も加わって参政党が開いたマイク納めでの演説では「この東京中を(党のイメージカラーの)オレンジ色に染めたい、ダイダイ色に染めたい、その思いで駆け回って参りました。その願いが本当に叶っていたと思います」と当選を確信していることを隠さなかった。
そして感極まった後には「私を皆さんのお母さんにしてください! 日本人のために働くお母さんにしてください!」と絶叫したのだった。