北口のタクシー乗り場のベンチで山ちゃんと…
2人の関係性は店長が言うように“友達”に見えたものの、山下容疑者の思いは異なったようだ。
「山ちゃんは、りんに恋愛感情があったのかなと思ったことはある。店に来て酔い出すと、最初にいつもりんへ電話する。何回もかけて電話に出ないと『なんで出ねえんだよ』と笑いながらキレ始めるんですよ。気になっているのかなと思った。
あと一度だけ、『(電話に出ないから)包丁を持ってこい』と笑いながら、冗談半分のような感じで言われたことがあります。そのときは本気で言ってないと思ったから、聞き流していた」
店外では伊藤さんと親しげな様子も見られたという。
「一年前くらいかな。浜松駅北口のタクシー乗り場のベンチで、山ちゃんと、とても親しそうにしていたりんを目撃しています。最初は思わず『何やってんの』と聞いたら照れくさそうにはぐらかしていた。
別日でも同じように仲がよさそうな二人をみかけたので、気まずくて、ほかのタクシー乗り場へ行きました。ただ、りんの方に恋愛感情はないのは、お店にいる時の2人の様子から明らかだったのであくまで営業だったとは思いますが……」
伊藤さんはあくまで仕事上の“つきあい”をしてるように見えたという。
店長によれば、山下容疑者が会計をするとき、伊藤さんが勤めていたガールズバーの領収書が複数枚、山下容疑者の財布から落ちたことがあった。それぞれの領収書に記載されている額は2万円前後だったという。
#3でも詳報したように、山下容疑者は嫌なことがあると、『んだてめえ。喧嘩売ってんの?』と初対面の人にもキレ始めて、オラついていたという。こうした山下容疑者の態度は、この店でも垣間見られた。
「一度、山ちゃんを出禁にしましたから。イラついていたのかわからないけど、椅子を蹴っ飛ばし始めたから。いつかは具体的には覚えていないです。今年だったような気もする。それだけではなく、いろんなことがチリと積もったからです。
うちの女の子で、ある一人にだけに山ちゃんは、あたりがめっちゃ強かった。ウチではジムビームのハイボールを好んで飲んでました。でもボトルがないとき、なんで俺の酒を用意してないんだよと怒鳴り声をあげたりもしていて。
その子が、『山下がいるなら働きたくない』と相談を受けて、ウチはキャスト(その子)をとっただけです。でもその後、その子も店を辞めてしまい、もう二度としないと約束したので今年の4月ごろに出禁を解除した」