20代の4人に1人が「終活」、街頭アンケートの結果は……?
葬儀会社ティアが行った男女1500人を対象にしたアンケートで「終活」に取り組んでいると答えたのは、全体で24.6%、そのうちトップの70代は40.0%、2位の20代が26.8%という結果となった。
具体的な終活の取り組みについて、全体では「生前整理」が8.5%と最も割合が高く、次に「家族との話し合い」(8.3%)、「エンディングノートの作成」(6.2%)と続いている。20代に関しては、「家族との話し合い」が8.0%と最も多く、続いて「遺書の作成」、「遺影の撮影」が7.2%という結果となっている。
はたして、20代の終活は本当に広まっているのか。集英社オンライン取材班は、東京・渋谷にて20代の若者約100名に、終活についての街頭インタビューを行なってみた。
「友達と写真を撮った時に、すごく綺麗に撮れたら『これ遺影にする』みたいなノリはやったことありますけど、実際に遺影にするかを深くは考えていませんでした」(20歳女性・大学生)
「終活なんて気にしたこともないです。余命宣告とかされた時には親友と親と妹には(遺書を)書こうかなと思いますけどね」(23歳女性・アパレル店員)
気にしたことがない・興味がないという若者がいるいっぽうで、意外な意見もある。
「アルバイト先の人間関係がうまくいかず、メンタルがやられている時に、友人に遺言というわけではないですが“お願い”は送りました。可愛がっているぬいぐるみがいて、死んでもずっと一緒にいたいので『棺に入れて』とお願いしました」(27歳女性・フリーター)
「一応何かあった時のためにお葬式ができるくらいの貯金をしています。葬儀の価格は会社やプランによってピンキリですが、大体150万円くらいですね。毎月2万円は貯金するようにしています。葬式だけが目的ではないですが、今のうちからもしものことは多少考えています」(24歳女性・大学職員)