「ゲーム景品進化論!?の巻」(ジャンプ・コミックス第115巻収録)
今回は、賞金ならぬゲームの景品をめぐるお話をお届けする。
とはいっても、そこはお金に目のない両さんのこと。賞金100万円つきの景品獲得に、血道を上げることになる。ただし、その景品とは、両さんの盟友にして天敵でもある最強生物、ゴキブリだ……。
両さんはかつて、ゴキブリを製薬会社に売ってお金にするために、独身寮で繁殖させていたことがあり、本作ではその禁断の扉がふたたび開かれることとなる。
このエピソードは、そのものズバリな「ゴキブリ大行進!の巻」(ジャンプ・コミックス第76巻収録)というタイトルで、『こち亀』の数あるゴキブリネタの中でも最高傑作との呼び声高い伝説回だ。ぜひ一読をオススメする。ただし、かなり強烈な描写もあるのでご注意を。
ちなみに、本作で描かれているように、かつてゲームの景品として生きた虫や魚などが使われたケースがあった。両さんは本作中で、縁日の金魚釣りや亀釣りと同様だと述べているが……現在の感覚では、なかなか受け入れがたいのが正直なところだろう。
なお、近年では生物モチーフのぬいぐるみやミニフィギュアが多数登場しているほか、本作で両さんが予想しているような「金魚すくい」や「生物をクレーンで捕獲するゲーム」のアプリも、現実のものとなっている。
それでは次のページから、ゴキブリにかけられた賞金ゲットをめざす両さんの奮戦をお楽しみください!!