「強豪校へ日大を導いた敏腕コーチだったのに…」
東京新聞の報道によれば、難波容疑者は試合で負けたことの責任として、当時のコーチを丸刈りにさせていたこともあったという。
日大重量挙げ部のOBで15年以上、難波容疑者と関わりがあるという男性は、難波容疑者の過去についてこう話す。
「アイツもコーチ時代は熱心で、部員と一緒に寝泊まりをするほどだった。選手を徹底管理し、練習をさせるタイプ。ものすごい量の練習をさせていた。海外の練習方法を取り入れるなど、取り組みも先進的だった。その結果、日大を強豪校へと導いた敏腕コーチだった。
性格は本音と建前を使い分けせず、ぐいぐい突き進んでしまうタイプ。古いしきたりをどんどんぶち壊す行動力もあった。監督に就任した当時は現場に来ていたそうですが、時間が経つにつれてこなくなった」
そんな“レジェンドコーチ”が「どこで道を間違えたのか」と、肩を落とす。
「非常に残念ですよね。重量挙げに関わるOBなら、去年あたりから難波先生の悪いうわさを聞いていて、『逮捕されるんじゃ数人の先輩話が回っていました。いっぽうで、競技に関わらないOBはみな、びっくりした様子で。私も数人の後輩から『あのニュースって本当なんですか?』と何度か聞かれました」