昨年夏、破局後にクスリをのんで自殺未遂

 「『ここはやめて』と言うなら何かあるに決まっているじゃないですか。なんで『お食事の後で結構ですので見せてください』と機転を利かせないのか」と彩咲陽さんの祖母の姉は警察官の行動を嘆く。

白井容疑者宅では他にも異変があった。

「あの家には少なくとも白井容疑者と母、祖母が住んでいましたが、彩咲陽ちゃんがいなくなった日から祖母が近所のマンションに移っているんです。その後、今年1月6日になって白井容疑者が自殺を図る騒ぎが起きました。練炭か何かを使ったようです」(彩咲陽さんの親族)

彩咲陽さん(写真/親族提供)
彩咲陽さん(写真/親族提供)

これについて彩咲陽さんの祖母の姉は、
「でもおかしいんです。同じ日に彩咲陽ちゃんの弟と友達が白井容疑者を疑って家のインターフォンを鳴らしています。白井容疑者の母親がえらい剣幕で出てきて警察に通報して騒ぎになりました。その時、友達が白井容疑者の部屋の電気がパチパチと点滅しているのを見ているんです」
と話す。

この自殺騒動にも親族は疑いの目を向ける。

「白井は去年の夏ごろにも何か(クスリを)のんで自殺未遂を起こしています。その時は彩咲陽ちゃんと別れた直後の時期でした。気を引こうとした狂言の可能性もあると思っています」(彩咲陽さんの親族)

彩咲陽さんのもとにかかってきた非通知電話(親族提供)
彩咲陽さんのもとにかかってきた非通知電話(親族提供)

 1月の自殺騒ぎは、「殺害した後、自分も死のうとしたのではないか」(捜査関係者)との見方も出ている。しかし、彩咲陽さんの祖母の姉は「絶対に違う」と訴える。

「彩咲陽ちゃんの遺体は傷つけられ、どれほどの憎しみでこんなことをしたのだろうかと、想像もつかないほどです。彩咲陽ちゃんをあんな風にした人間が自責の念から死を考えるとは到底思えないです」(彩咲陽さんの祖母の姉)