まるで武蔵小杉? 開発で変わりつつある所沢市
「日本の航空発祥の地」として知られ、埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドームがあることでも有名な埼玉県所沢市。東京都東村山市に隣接し、2020年の国勢調査では人口34万人を超え、埼玉県内ではさいたま市、川口市、川越市に次ぐ第4位の規模を誇る。
そんな所沢市では近年、駅周辺の再開発が進行中で、より快適で住みやすいエリアへと変貌を遂げつつある。その影響もあってか、現在の所沢は「まるで武蔵小杉(神奈川県川崎市)のようだ」と評されることもあるというが、本当なのか。
所沢は西武ライオンズのお膝元。街を歩けば、球団や選手のポスター、フラッグなどがいたるところに掲出されている。所沢駅の構内にも関連ビジュアルがズラリと並び、ファンにはたまらないスポットとなっている。
駅の改札を出ると、目の前には西武百貨店と対峙するかのように、周辺でもっとも高いタワーマンションがそびえていた。2020年に完成したこの物件は、武蔵小杉のタワーマンションと同様、比較的裕福な層が多く入居しているという。