話題のスペシャルムービーに込められた思い
プロジェクト開始後、すぐにSNSを中心に話題となったのが、『テニスの王子様』『アイシールド21』『黒子のバスケ』『ハイキュー!!』『アオのハコ』など、大人気部活マンガのキャラクターが登場するスペシャルムービーだ。
この動画は、公開1週間を待たずに各種プラットフォームで、100万回以上再生される大バズ動画となっている。その制作の舞台裏を聞いた。
「部活といっても、ニュースなどで注目を浴びるのは、当然のことながら全国大会などで活躍する、プロを目指す部活生ですが、大前提としてほとんどの生徒は栄誉をつかむことなく部活を引退します。
スペシャルムービーの中でも、『アオのハコ』の後藤夢佳や『ハイキュー!!』の月島蛍の発言を引用していますが、実際に現役時代には部活動でネガティブな感情を抱いていた人たちも多いはずです。
ただ、そのような経験をしながらも、悔しさや辛さも含めて部活に対して最後に残る感情は何かと考えたときに、それは『部活をやって良かった』という、どこまでも単純で、そして、本能的な感情だという結論に至りました。
だからこそ、今回は企画を通して部活に入る意義やメリットはあえて説明せずに、シンプルに『部活は、無駄か?』という問いかけに全て託した動画を作成いたしました。ぜひご覧になってください」(伊藤氏)
多種多様な部活を取り扱っている今回の企画を通して、ぜひ部活文化を盛り上げていただきたい。
文/集英社オンライン編集部