開発が進むのは駅周辺のみ? 近隣には昔ながらの住宅街も 

タワーマンションやエミテラス所沢の登場により、大きく姿を変えつつある所沢駅周辺。

しかし、最新施設が立ち並ぶのは駅のごく近くに限られており、路地を1〜2本入れば、そこには昔ながらの民家が軒を連ねる静かな住宅街が広がっていた。 

タワーマンションからわずか1〜2本先の路地に入ると、そこには静かな住宅街が広がるところも(撮影/集英社オンライン)
タワーマンションからわずか1〜2本先の路地に入ると、そこには静かな住宅街が広がるところも(撮影/集英社オンライン)

築年数が浅そうな住宅もあるものの、全体的には昔からこの地に根付いていそうな家が多い。道端には鳥居も見られ、街並みにはどこか歴史の深さが漂っていた。そんな風景の中、道行く人々に話を聞いてみることにした。

「ここ(エミテラス所沢)を使っているのは、最近タワーマンションに引っ越してきた人たちばかりじゃない? 中のサミットは近いけど、私はあまり行かない。少し歩けば『オーケー』があって、そっちのほうが安いからね」(70代・主婦)

「タワーマンションが建つ前から、このあたりはスーパーや家電量販店、複合施設も多くて住みやすかったですよ。たぶん、地価もだいぶ上がっているんじゃないでしょうか」(40代・主婦)

住宅街で見つけた小さな鳥居(撮影/集英社オンライン)
住宅街で見つけた小さな鳥居(撮影/集英社オンライン)

その後も聞き込みを続けていると、反対の所沢駅東口側でも、大型マンションの建設が進められているとの情報をキャッチした。そこで東口側に向かってみると、西口側とは異なる光景が広がっていた……。