2025年6月に、集英社オンラインで反響が大きかった人気記事ベスト5をお送りする。

第1位は、学校内などで児童の下着姿等を盗撮し、それをグループで共有していた変態教師たちが逮捕された事件。そのおぞましい犯行に、緊急で開かれた保護者会では怒りとやるせなさのあまり泣き出す親もいた。

第2位は小泉農水相が決めた備蓄米放出の効果を知るべく現場のスーパーなどを取材した記事、第3位は映画館のフード売り場の混雑問題についてTOHOシネマズに直撃取材した記事、第4位は女性の頭蓋骨が部屋から見つかった事件の容疑者の素顔に迫る記事、そして第5位は戦時下を駆け抜けるヒロインを描いた朝ドラベスト3の記事だ。

第1~5位のランキングは以下の通り。

1位
「許せない!」給食に体液を混入したメンバーもいた変態教師グループに親は激怒、保護者説明会では涙も…所属小学校ナンバー3の主犯は「学校だより」をつくっていた過去

2位
ズラリと大手スーパーの棚に並び出したブランド米「一番残っているのは前大臣時代に放出された備蓄米」随意契約できない街の米屋は「新米の収穫時期まで米屋を続けられるかわからねえ」

3位
「おかわりなんだろうけど、正直すごく迷惑」映画館の“ドリンクバー”導入…ポップコーン30分待ち、フード売り場の混雑を打開した新システムに浮上する新たな問題

4位
〈埼玉・“頭蓋骨標本”を収集〉「爽やかだったのに…」兄がバイク事故で死亡、新興宗教にハマった母、自室に“つっかえ棒”で両親とは溝…逮捕された無職男(31)が変貌するまで

5位
〈『あんぱん』だけじゃない〉戦争を描いた朝ドラBEST3…1位はNHKアナも言葉を詰まらせて号泣した伝説回

↓以下記事本編

7年前に行方不明になった茨城県在住の宮本果歩さん(当時21歳)を自宅で殺害したとして埼玉県警に殺人容疑で逮捕されたさいたま市大宮区の無職・斎藤純容疑者(31)が「ロープを使って首を絞めて女性を殺した」と供述を始めた。県警は既に家宅捜索でロープを押収しており裏付けを急いでいる。また斎藤容疑者は飲食店経営の両親と兄の4人家族だったが、15年ほど前に兄がオートバイ事故で死亡。さらに斎藤容疑者と母親が宗教観を巡って溝を深めていた可能性も取材で浮かび上がってきた。 

祖父が美味しいと評判の中華料理屋を経営していて

斎藤容疑者の父親と古くからの知人という男性は、こう振り返った。

「容疑者本人のことは直接は知らないが、父親のことは高校時代から知っている。もともと容疑者のおじいちゃんがこの辺じゃ美味しいと評判の中華料理屋を経営していて、父親のほうも20年ほど前からその隣で飲食店を始めたんだ。美人の奥さんと2人で店を切り盛りしていて、昔は美男美女の夫婦って感じだった。

父親も店先で会えば気軽に声をかけあうような気持ちのいい男でね。子供は今回事件を起こした次男と、(もうひとり)長男がいたんだけど、この長男が19歳の時にバイクの事故で亡くなったんだ。寿司屋のデリバリーのバイトをしていて、その最中の事故だったと聞いている。当時、父親の飲食店の軒先に息子が亡くなったことと、しばらく休業するという張り紙が出されていた。当時おじいちゃんに香典を渡しに行ったから覚えているよ」

中学の頃の齋藤容疑者
中学の頃の齋藤容疑者
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そして10年ほど前になると、母親が新興宗教にハマっているという噂が立ち始めたという。知人がこう続ける。

「過激な勧誘で知られた団体だったね。知人の家に4人で勧誘に来た時にその中に容疑者の母親がいたと聞いている。俺には勧誘したり宗教のハガキを送ってきたりとかはなかったけどね。父親の方は、俺の見た感じだと宗教にハマるようなことはなかったと思う。まあ容疑者本人にとっては兄の死や母親の宗教などが重なって何らかの影響があったのかもしれないとは思ったよ。

あと、父親の弟が1年ほど前に亡くなってね。爺さんと婆さんも数ヶ月前に町中華を畳んじまったんだ。父親の弟は近くに住んでいて、そこに婆さんが毎日ご飯を運んで行っていたんだけど、その時に部屋で亡くなっていたのを目撃して婆さんもおかしくなっちゃった……。本当に色んな不幸が重なって、今度は息子がこんな事件を起こしてしまって、両親がどういう心境なのか想像しても計り知れないよ……」