「『何が起こるかわからないな』と思って手紙を書いた」
――千晴さんは現在、入院中とのことですが入院生活はどうですか?
千晴さん やっぱり、お腹に傷があるのでまだ少し痛みはあります。立ったり座ったりすると痛むし、今はゆっくり動くことしかできないです。
今は母子ともに入院中で、私は3月17日に退院予定です。双子は予定日よりも少し早めに生まれてきて、1800gと1700gでまだ小さかったので1、2ヶ月間くらいNICU(新生児集中治療室)に入院する予定です。
――渡部さんは出産に立ち会いましたか?
渡部さん 手術中は病院のきまりで中に入れなかったので、終わるまで待機所で待っていました。千晴が手術室に運ばれて行く前に、僕に手紙を渡してくれたんです。その手紙を読んで、思わず涙が出ました。
手術中は母子ともに健康であることをひたすら願っていました。無事に手術を終え、双子と初めて対面したときは感動のあまり、また涙があふれてきました。
命がけで双子を産んでくれた千晴には感謝の気持ちでいっぱいです。
――千晴さんはどうして手紙を書こうと思ったんですか?
千晴さん 今回、初めての双子の出産だったので、「何が起こるかわからないな」って思ったんです。それに、竜太(渡部さん)をはじめ、第1夫人の陽咲(ひさき)ちゃんと第2夫人の彩花(あやか)ちゃんには妊娠中たくさんサポートしてもらったので、「感謝の気持ちを込めてみんなに宛てた手紙を書こう」と思い立ちました。
――無事に出産したことに対して他の夫人たちの反応は?
渡部さん 他の夫人たちは出産中、車の中で待っていて、無事に産まれたと知ったときはとても喜んでいましたね。
今回産まれた双子もえま(2)(陽咲さんとの第2子)も女の子なので、きょうだいの中で男の子はとあ(1)(千晴さんとの第1子)だけなんです。
それで、他の夫人たちと「家族8人中、男は2人だけだね」「女の子同士で団結しそうだね」という話をしました。もし、家族喧嘩になったときは、とあが孤立しないように僕は仲間でいてあげたいと思います(笑)。