舞い上がらない

<耳が痛いことを言ってくれる身内ほどありがたいものはない。「ほんとうにやさしい人」が誰なのかを見誤ってはいけません>

仕事がうまくいっているとき。家族以外の人に評価され、賞賛されているとき。人はどうしても、自分の身内を大事にすることをおろそかにしたり、身内への感謝の気持ちを忘れたりしがちです。

身内は自分の成功を支えてくれてあたりまえ。身内は多少のことは我慢してくれてあたりまえ。いっしょに暮らしている家族などにはとくに、ついつい甘えが出てしまうのでしょうね。

私は31歳になってから、仕事で立て続けに成功をおさめることができました。商品開発をする「美容研究室」という新しいセクションに、30歳のときに異動。そこで私は消費者がほんとうにほしいと思える商品をつくり、売り出すために、毎日猛烈な勢いで働いていました。

56歳で起業、75歳で高校を設立した90歳の美容研究家が「耳が痛いことを言ってくる人を憎んではならない」と説く理由_1
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その甲斐あって、31歳、32歳のときに手がけたキャンペーンでは大きな結果を残すことができました。