「小山ゆうえんち〜」は、右手でしか…

桜金造から見た中居正広とフジテレビ、今の芸能界に思うこと「時間ができて学んだ感情に支配されない幸せ」_1

ブログで近況をつづっているものの、周囲から気を遣われているのか、仕事の依頼はめっきり減った。

脳内出血の後遺症で左半身が不自由になったため、鼻に当てた両手を広げる鉄板ギャグ「小山ゆうえんち〜」は、右手でしかできなくなった。

しかし今の自分だからこそ、分かったもの、見えてきたものがあるという。

「こんな身体でしょう。暇ですしね。YouTubeって、便利ですよね。毎日ためになる動画や、いろんな映画を見ています。

仏教なんかも勉強しているんですよ。やはり長い歴史がありますから、それぞれの宗派によって解釈の違いがあるのもおもしろいですよね。

世の中は諸行無常なんだと。もう変化、変化なんだと。

で、今年は巳年で、脱皮を繰り返しながら成長していくんだ、なんて言っている人もいました」

現在の学びのテーマの一つが、「幸福とはなにか。どうすれば幸福になれるのか」だと語る桜金造。

「今の私みたいに、思いがけない事になっちゃった人は、どうやって幸福を見つけたらいいんだ、っていうのは気になるところですからね。

アランの『幸福論』が身にしみましたね。

幸せっていうのは、 自分でつくりあげるものだと。ただ、ドアを開けて待っていても、入ってくるのは悲しみだけ。ドアを開けていていれば入ってくるようなわかりやすいものは、本当の幸福じゃない。感情のままに動いたらだめだよ、と。

で、感情に支配されちゃうと、フジテレビの偉い人と中居正広くんみたいになっちゃう…、ってことなんでしょうねえ。

私も一時期そうでしたからね。最低ですよね。

他の人の気持ちも考えず、若さのせいだって言って、生意気なことばかりしていた。

酒をやめられなかったりね。

自分の中では“正しい”って思っていることに、突っ走ってましたね。中居くんも、そうだったんじゃないですかね。

求めるものの違いで、意見の相違が起こることも多いですからね」