「愛犬コンビの巻」（ジャンプ・コミックス第175巻収録）
今回は、両さんが犯罪の被害者になってしまうお話をお届けする。
7月15日からお届けしている「窃盗大型化時代の巻」（ジャンプ・コミックス第23巻収録）では、『こち亀』初期の準レギュラーキャラだった「犬」が、両さんの頼もしい仲間として活躍していた。
だが本作に登場する「犬」は両さんの強敵に。というか、両さんが逮捕したスリの愛犬が、主人の仕返しを果たすために、両さんの財布から“とある物”をくすねる。はたしてそれは……!?
ちなみに、両さんが動物たちにひどい目に遭わされるお話は、本作以外にもいくつも存在する。
「特別編!!下町散歩シリーズ③（湯島・本郷）スパルタ両さんVSしたたか犬！の巻」（ジャンプ・コミックス第巻64巻収録）では、出向した上野の下谷第五派出所で飼われている犬の散歩までさせられていた。勤務する警察官よりも、飼われている動物たちの方がヒエラルキーが上の存在なのだ。
「お猫様が行く!!の巻」（ジャンプ・コミックス第巻93巻収録）では、ペットシッターのバイトで、わがまま放題の猫軍団にもみくちゃにされて疲労困憊。
「東京カラス事情の巻」（ジャンプ・コミックス第巻97巻収録）では、わがもの顔で都会を飛び回るカラス軍団と対決。鳩軍団を指揮してカラスたちに挑むが、知能の優れたカラスを御すことはかなわず、やがて共生の道を選ぶ……。
「両さんvsお犬様の巻」（ジャンプ・コミックス第巻130巻収録）では、署長の愛犬・ベスにこき使われていた。
遵法精神ゼロの輩たち（カラスだが……）にしてやられる両さんの姿が意外だ。人間相手ならともかく、動物が相手ではさすがの両さんも勝手が違うのだろうか。とすると、本作での苦戦もうなずける。
それでは次のページから、したたかすぎる犬とその飼い主の詐欺師と両さんの対決をお楽しみください!!
