「膝の上に小学生の女の子が座っていた」
木原被告が自身の経営する卓球教室に通う少女にわいせつな行為をし、逮捕の一報が報じられたのは8月末のことだ。社会部記者が語る。
「被告は7月下旬から8月2日ごろまでの間、複数回にわたり卓球場に練習に来ていた13歳未満の女児の下着の中に手を入れるなどして体を触るなどした。
女児の母親が交番に相談し事件が発覚、逮捕となった。木原は容疑を否認しているが、検察も自信があるのでしょう、18日に起訴されました」
事件当時、木原被告の住む自宅前では『娘になんてことしてくれたんだ』と怒号をあげる女性の姿が目撃されていた。近隣住民が当時の様子を振り返る。
「えらい剣幕で女性が叫んでいたわ。後から報道を見て合点がいったけど、当時は何があったんやって思っていた。
木原さんについてはパチンコ以外に趣味もなくて、他はすべて卓球漬けって感じの毎日だったんやけどな。大活躍している娘さんもいるのにあんな事件を起こすなんて信じられへんわ」
近隣住民らには木原美悠を輩出した名監督という印象しかないようだ。
しかし、兵庫県内の卓球業界の関係者の取材を重ねると、どうも様相が異なる。ある卓球業界の関係者が語る。
「卓球業界内では木原さんのイメージはあまりよくないですね。他チームから強い選手を引き抜いたり、体育館の中を土足で歩いたりなどマナーもあまりよくありませんでした。
ただ、木原さんの教える子は抜群にうまくなる、そこだけは本物でした。もともと子ども好きで、ゴキブリのおもちゃなどを使って子どもと同じ目線でワーワー遊ぶような人。
だから子どもが懐いてぞろぞろついていくのですが、木原さんは卓球の強い選手だけを露骨にえこひいきしていました」
そんな木原被告について、数年前からある疑惑がささやかれ出したという。
「試合会場で木原さんの膝の上に小学生の女の子が座っていたり、時には彼女かのようにしなだれかかっているところをたびたび目撃しました。
木原さんはお気に入りの女の子とは何かと2人きりで動いていましたから。木原さんは大便をするときはコンビニに行ってましたが、『寂しいから一緒に来い』とお気に入りの子だけ連れていきお菓子を買ってあげていました。
他にも1人だけ遠征をさせ、他チームの試合に連れていったりもしていました。木原さんが気に入るのはいつも卓球の強い女の子で、今回被害にあった子も他チームから移籍してきた子です。
実は数年前にも、教室に通っていた女の子に『わいせつな行為をして警察沙汰になっている』と噂が流れていました」(同前)