人権侵犯、役職停止した杉田水脈氏に高市首相が用意した復活の道
「杉田水脈は大阪5区の淀川区の皆さんの生活を守って守って守って守って、守り抜きます。どうか皆さんのために仕事させてください」
選挙戦2日目の1月28日朝、寒風の中地下鉄駅前で演説した杉田氏は高市早苗首相を真似し、守るを5回連呼してみせた。前日の出発式ではヤジを浴びたが、通勤客の中からは時折握手を求めて近づく人もいた。
兵庫県出身で西宮市役所勤務などを経た杉田氏は日本維新の会公認で2012年の衆院選比例近畿ブロックで初当選。その後、自民党に移り2017年と2021年の衆院選比例中国ブロックで当選。
2024年に1500万円余りの裏金が問題になって党から役職停止6か月の処分を受け、同年10月の衆院選出馬を辞退。昨年は参院選比例代表で出馬したが落選していた。
「その間に2016年には自身のブログに在日コリアンやアイヌの女性らの写真をアップして『コスプレおばさん』『日本国の恥晒し』と書き込んだり、2018年には月刊誌で同性カップルを念頭に『生産性がない』と表現したりし、何度も問題になりました。ブログの書き込みでは2023年に人権侵犯の事実があったと法務局が認めています」(社会部記者)
そんな杉田氏に高市首相は復活の道を用意した。公示5日前の1月22日、杉田氏はXで大阪5区からの出馬を公表。
〈この度の衆院選に大阪5区から出馬することとなりました。一昨日、党本部に呼ばれて、その場で打診されました。本当にびっくりしましたが、決意しました〉
SNSでは、比例重複立候補も許した高市執行部を批判する声であふれた一方、杉田氏の支持者の歓迎の声もあった。
大阪市北部の5区は長年公明党が候補者を出し、連立を組んだ自民党は候補を立ててこなかった。
今回、この選挙区には他に維新の前職・梅村聡氏(50)とれいわ新選組の共同代表の前職・大石晃子氏(48)、さらに国民、共産、参政の新人が立候補している。













