「1人で死ぬ度胸もないんや。臆病やな…と」
友保 それがね、 あれなんすよ。もう夜やったんで、ちょっと役所では受付られへんってなって、ためしに国会議事堂に行ったらなんとか受理されたらしいですよ。その瞬間に花火が上がってね、めでたく受理されたらしいっすわ。こんな裏ワザあるんやな思て。
—めでたいですね。もはや国家的な何か。
友保 いや、落ち着きましたね。ホンマに臆病やなと思いました。自分が。
—どういうことですか。
友保 情けない。1人で死ぬ度胸もないんや。こんなまっすぐ哀れ感出してんのに。
—新婚さんが言うことじゃないです(笑)。
友保 いや、みっともねえなと思いますよ。
—お二人はお互いの奥様のことはご存知なんですか。
小林 見てないっすよ。
友保 会わせたくないですね。俺も見てないですし。たぶん見たら俺、悪口言いにくなるんで。今んとこ適当に顔浮かべてるんで、わし「しの」って呼んでる、小林の嫁のこと。
—なぜ「しの」?
友保 中尾彬です。
小林 志乃がねぇ…。(中尾彬のトレードマーク「ねじねじ」をしながら)
—すごく不思議な関係性ですね。
友保 不思議なんですかね。いや、悪口言ったとき顔浮かんだら「ウッ」てなるから。謎でいてほしい。
—そういうコンビは多いですか?
友保 どうなんすかね。囲碁将(棋)さんに話聞くんですけど、囲碁将さんは一緒に新婚旅行行ったらしいんすよ。コンビで。
小林 4人で行ったらしいですよ、ハワイ。しかも3泊4日のうち1日はコンビ2人だけで過ごしたと。
友保 おもろないってな(笑)。それぞれや思いますね。嫁同士仲いいとかもありますもんね。俺はできるだけ会わせたくない。
—そこ頑なですね。
友保 俺、先輩後輩の彼女とか嫁を見たら「ブス」って言うんですわ。「えらいブスと結婚して」とか散々言うてきたんで、いろんなとこで背負ったカルマが一斉に自分に返ってくるんですよ。
—なるほど……因果応報ですね。
友保 それが一気に返ってきたら、たぶん俺、体中の血吐いて死ぬと思う。