1年に一回でも考えるきっかけになれば…

「今年の放送については局内でも『やめるべきでは?』『別のやりかたを考えるべきでは?』という声があったようです。ただ、長年積み重ねてブランド化されたフォーマットで放送するからこそ、普段は注目されない社会問題を放送しても高い視聴率を取ることができている。局としてこういった活動を続けていくなら、絶対にこの番組をなくしてはならないという結論になったそうです」(同・関係者)

24時間テレビの募金箱(撮影・集英社オンライン編集部)
24時間テレビの募金箱(撮影・集英社オンライン編集部)

放送を見た視聴者からはSNSで、〈24時間テレビみて泣いた… 強く生きよ…〉〈24時間テレビってお涙頂戴だよなーと、冷めた目で見てても気づいたら泣いてる〉〈年に一度 障害者や児童養護施設などの現状を知る。必要な番組だと思う!〉〈24時間テレビを批判してるやつ多いけど見なきゃいいだけじゃねえの?〉〈1年に一回でも困っている人を思い、 お金をどこかに寄付しようかなと数千万人単位の人に考えてもらうきっかけを与えるだけでも意義がある〉といった声があがっている。

放送前には、時の流れに負けてしまいそうだった『24時間テレビ』。こうした議論が進み、日本中の注目を集めている時点で存続する意味があると言えそうだ。

〈やす子にスパチャ4億円〉フワちゃん騒動で募金額もアップ? 『24時間テレビ』批判を乗り越えて“番組の存在意義”を証明か…「気づいたら泣いてた」_4
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取材・文/集英社オンライン編集部