もっちもち食感にこだわり開発
約3年の構想・開発期間を経て、全国販売にたどり着いたというこの「丸亀うどーなつ」。この3年の間にどのような試行錯誤が繰り返されたのだろうか。
「とにかく“もっちもちの食感”を存分に楽しんでいただくため、特にうどんの配合量や生地を寝かせる時間をこだわり抜き、試行錯誤を繰り返してきました。
うどんは弾力もあるため、ペースト状にするのが難しく、ベストな配合量にたどり着くまでにブレンダーのモーターは何台も故障してしまいました。ときには、ブレンダー1台が1週間しかもたないといったこともありましたね」
驚くほど弾力のある“もちもち食感”や、噛むほどにふわっと広がる白だしの絶妙な味わいは、計算し尽くしてたどり着いた努力の結晶といえよう。だが、このクオリティを全店舗で提供するのは至難の技のようにも思える。
「各店舗で生地を仕込み、ひとつひとつ丁寧に揚げているので全国の店舗どこでも手づくりだからこそ感じられるおいしさが『丸亀うどーなつ』の最大の魅力です。
『丸亀うどーなつ』は、うどんを食べた後のスイーツ、小腹がすいたときの間食、ほっと一息つきたいときのおやつなど、さまざまな時間帯やシチュエーションで幅広く楽しんでいただくことを想定しているので、フレーバーは、『きび糖味』の甘い味と『やみつきカレー味』のしょっぱい味をご用意しました。
そして、今月2日から発売開始した『塩パイン味』は、瀬戸内産の塩も配合し、汗をよくかく夏にぴったりな味わいの甘酸っぱい味わいを夏限定味として展開しています」
また、丸亀製麺はショッピングモールに出店していることも多く、「丸亀うどーなつ」はファミリー層や学生などをターゲットにした狙いもあるのだろうか。
「一袋5つ入りですので、ご家族やご友人とシェアしたり、フレーバーを交換して味の違いを楽しんでいただいたりすることも制作段階から想定していました。お客さまのご判断で、店内で食べきれなかった分はお持ち帰りいただくことも可能ですので、もちろんお一人でも自宅やお好きな場所でお楽しみいただけたらと思います」