今はバーゲンセール?

「まあ、先週末から下落するだろうなっていう兆候は感じていました。私は株ではなく為替を触っていますが、ドル円の取引で利益を出しました。アメリカの景気後退懸念や日本の利上げなど様々な要因があるかとは思いますが、下落相場でも利益は出せます」(54歳・会社員・男性)

新橋の個人投資家(撮影/集英社オンライン)
新橋の個人投資家(撮影/集英社オンライン)
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「コロナショック時にすぐにアメリカの個別株にありったけのお金をつっこんで儲けましたね。それこそ100万円入れた株があっというまに3倍近くになったり大儲けできました。こういったショック時こそ全力で買うと私は決めています。ありったけですよ。お金を借りてでも株を買った方がいいと思ってます。バーゲンセールなわけですから」(40代・男性・会社員)

「一番よくないのは暴落してそこで焦って株を手放してしまうことだと思っていますので売らずにホールドしますよ。日本とアメリカの個別銘柄を中心に投資をしていますが今日だけでマイナス400万円です。もともとすぐにお金にするつもりでもなかったのでのんびりかまえてみますよ。いやいや平気なわけじゃないです。もちろん気持ちは落ちてますし株価がどこまで落ちるのか気になりますよ」(50代・男性・会社員)

この暴落に対する態度も投資家によって様々なようだ。

果たして株価はどこで下げ止まるのか。

7日、日銀の内田真一副総裁は「市場が不安定な状況で利上げをすることはない。当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続ける必要がある」と火消しに走った。

日銀の金融政策だけでなく、アメリカの景気動向や海外投資家の動向にも左右されるため、しばらく落ち着かない相場が続きそうだ。

投資は自己責任と言われる。自分のリスク許容度を見極め、暴落に動じない姿勢が必要かもしれない。

取材・文/集英社オンラインニュース班
写真/Shutterstock