「雷に打たれるような恋をしたい」
――精神的には辛いながらも舞台作りに意気込んでいるという感じですか。
意気込んでもないんですよねえ。僕には舞台しかできない。やるならよりいいものにしたいだけです。
――2回の離婚を経て、改めて結婚について思うことはありますか?
また機会があればしたいですね。次はよりいいはずだと思うし、結婚みたいなのって経験によってブラッシュアップしていく人生の出来事だと思うからです。
――では今回の教訓を得て、次はこんなより良い結婚がしたいなどの願望はございますか。
しばし遊ぶのをやめて、まずは恋愛からスタートしたいです。雷に打たれるような恋愛、夢中になれる人と出会えたらいいなと思います。相手あっての結婚だから、こんな結婚がしたいっていう願望はないですね。
――どんな女性が好きなんですか?
ツッコミがうまくて会話が弾む人です。強いていえば僕は自分の鷲鼻がコンプレックスなんです。だから鼻が少し上を向いた女性とだったら、ちょうどいい鼻のフォルムの子が生まれるような気がするので、鼻が上を向いている女性を好きになる傾向があるかな。
あと、おへそは縦型のほうがいい。あとはできる限りメンタルが安定した人がいいかもしれません。
――メンタルが安定した方、ですか。
はい、お互いの関係以上に何か大切なものがあって、お互いにのめり込みすぎず、楽しいことを共有できるような。「私のものにならないくらいなら死んで?」と言って刺そうとしてくるようなことがない女性がいいです。
――まるでそんな女性と遭遇したかのような口ぶりですね…。
詳しくは言いません(笑)。僕ってよくわからないんですけどモテちゃうんです。だからこれまでの恋愛も結婚もわりと受け身でした。でもこれからは自ら雷に打たれ、夢中になれるような女性…そんな方と出会えたらいいなと思いますね。
――最後に、次はどんな舞台を作られるのですか?
プランはいくつかありますけどね。ひとつは香川県に移住しつつ香川県を盛り上げるためにつくる舞台の話があります。もうひとつは、いつの間にか黒田が日本から消えてハリウッドにいて、賞獲ってきましたーみたいなことが起きたら面白いなとか。まあ、要するにまだ決まってません(笑)。
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いま現在は東京・吉祥寺近辺の知人宅に居候しているという黒田さん。馴染みのバーで「トマトは健康にいいんですよ」と言いながらレッドアイを一杯引っかけ、横丁に消えて行った。
取材・文・撮影/河合桃子
集英社オンライン編集部ニュース班