「絵崎教授からの手紙の巻」(ジャンプ・コミックス84巻収録)
今回は、世界的に有名な機械工学の権威にして、中川のケンブリッジ大学時代の恩師でもある絵崎コロ助教授が活躍するお話をお届けする。
絵崎は、イギリスの一流大学で教鞭をとっていただけあって、大のイギリスびいきだった。しかし本作での奉職先はフランスのソルボンヌ大学だ。そのため午後のティータイムに嗜むのは紅茶からカフェオレに変わり、挨拶はボンジュールときたものだ。
万事に強いこだわりを持つ通人を気取っている絵崎だが、実は半可通もいいところで、にわか仕込みの知識で講釈を垂れては突っ込まれ、誤魔化している。
そう、実はこの先生、相当にミーハー気質の持ち主で、主張もこだわりもその名の通りに「コロコロ」と変わりがち。見た目や社会的ポジションはイケおじだが、中身はどちらかというとチャラおじだ。ケンブリッジでの渾名が「スイッチ先生」だったというのも納得がいく。
普通なら嫌われても仕方ない性格だが、格好をつければつけるほどズッコケまくるし焦っている姿がおもしろいので、呆れられながらも愛されキャラになっている。
さて、絵崎教授の専門は機械工学で、「誕生!EZAKI Z1の巻」(ジャンプ・コミックス第88巻収録)では、日本の警視庁に依頼されて人工知能搭載のパトカー「EZAKI Z1」を開発。「カメレオンボールの巻」(ジャンプ・コミックス第177巻収録)では、光学迷彩によって周囲の景色を自分に映し、姿を視覚的に透明化するガジェットを試作している。
そしてなんといっても凄いのが、3度もタイムマシンを設計・製造していることだ。「ジャンプ40年史の旅(前編)の巻」「ジャンプ40年史の旅(後編)の巻」(ジャンプ・コミックス第166巻収録)では、創刊以来のすべての「少年ジャンプ」を買い集めるために、帆船型のマシンで過去に向かった。
「2046年 未来の旅の巻」(ジャンプ・コミックス第183巻収録)では、ジャングルジムのような形状のマシンで、未来予想が当たっているかを確認するため未来へ。
そして「お待たせ!日暮の巻」(ジャンプ・コミックス第201巻収録)では、超能力で過去に飛んだ日暮を探すため、洗濯機型のマシンで昭和中期に。
正直、ノーベル賞ものどころか世界を変えるような大発明を成し遂げているのだが、それを知るのは両さんのほかにはほとんどいない。
ついでに教授のほか発明品を紹介しておくと、ロボット洗車機、笑い薬、地ビールなど……。発明品と機械工学の知識・技術にどんな関係があるのかは、謎だ。
それでは次のページから、天才的才能とミーハーな性格を持つチャラおじ、絵崎教授が巻き起こす騒動をお楽しみください!!



















