気象庁は平年より暑くなる確率を70%と予報 

こうして各地で感じさせる“酷暑の夏”だが、気象庁もこの夏は平年並みより暑くなると予報している。

7月4日に発表した6日から8月5日の1ヶ月に関する見通しでは、北海道のオホーツク海側などごく一部の地域を除くほぼ全国で、気温が平年並より高くなる確率を70%以上としている。

やはり今年の夏は、この勢いを保ったまま暑くなることを覚悟しておいたほうがよさそうだ。

日陰に避難するサルたち(写真提供/はむ公さん)
日陰に避難するサルたち(写真提供/はむ公さん)
すべての画像を見る

社会全体を見ても、ハンディファンなどの暑さ対策グッズが急速に普及したほか、夏の風物詩「甲子園」こと全国高校野球選手権大会でも、昨年の第105回大会から5回終了時に10分間休憩する「クーリングタイム」が導入されている。こうした動きも、夏の暑さが厳しくなり、対策の必要が生じたことを示しているかもしれない。

氷使ったイベントに動物園と、さまざまな箇所で影響を及ぼしている猛暑。このままだと、夏のレジャーシーンにもホットけない大きな変化が生じそうだ。

取材・文/久保慎 集英社オンライン編集部