「どこからどこまでが背中か、知っていますか?」

そもそも、背中とはどこを指すのでしょうか。

背中を「背骨」と置き換えてみましょう。背骨は、「うなじ」から「尾てい骨」までを指します。

身長が伸びて首や肩のこり、猫背、反り腰の解消にも効く…簡単に背中をほぐせる運動の秘訣_6
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うなじは「頸椎」(けいつい)の一部ですし、尾てい骨は背骨の中で、最も下に位置する骨です。

そう言うと「そこも背中だったの?」と多くの方が驚かれます。たしかに、想像しているよりも背骨は長く、それゆえに知らぬ間に、こり固まりやすくもあるのです。

背骨が固まると、S字カーブが乱れて不自然になります。たとえば猫背や反り腰がそうです。

また平背(へいはい=フラットバック)という、「背骨のカーブが少なく、背中から腰がまっすぐになっている状態」になることもあります。そうなると腰に大きな負担がかかり、腰痛などのリスクが高くなってしまいます。

背骨のうねりが失われる大きな理由は「座りっぱなし」「長時間同じ姿勢をとり続けること」「過度なパソコン作業やスマホ操作」です。

それらを少しでもチーターのような「うねる背骨」に近づけていきたい。そのために習慣的に「ふるふる」をしたいのです。


イラスト/書籍『朝起きてすぐに動きたくなる体』より
写真/shutterstock

朝起きてすぐに動きたくなる体(サンマーク出版)
庄島義博
朝起きてすぐに動きたくなる体
2024/6/25
1,650円(税込)
224ページ
ISBN: 978-4763141361

疲れをとるなら、筋肉を「伸ばす」よりもまずはヨコに「揺らす」のが正解です。

シンガー 今井美樹さん flumpool 山村隆太さん 絶賛!!

2024パリオリンピック代表選手
2020東京オリンピック金メダリスト

JリーグやVリーグをはじめとするプロスポーツ選手
ヨガ講師や整体院のスポーツトレーナー

現役の高校生・小学生から60代で日本トップの美ボディになった一般女性まで!

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「痛みやコリを軽くしたい」「疲れない体になりたい」

そのためには、筋肉を「タテに伸ばす」ではなく、筋肉を「ヨコに揺らす」のが正解だった!

バキバキ、ガチガチにかたまった現代人の体を、ちょっとしたコツでほぐし、猫のようなやわらかい身体に変える「10秒ボディシェイク」通称「ふるふる」にチャレンジしよう!

・デスクワークのしすぎで「パソコン巻き肩」になっていませんか?
・スマホの見すぎで、目が左右に動かしにくい「スマホ寄り目」になっていませんか?
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すべての現代病は、動かなさすぎる「筋肉のサビ」が原因! サビをスッキリ落とすには、筋肉をビヨンと伸ばすのではなく、ぶるぶるっとヨコに揺らしましょう!

著者の代わりに「はじめに」を執筆したのはなんと大人気音楽バンドflumpool(フランプール)のボーカリスト、山村隆太さん!!

「体を操るあらゆるヒントを庄島さんに教えてもらった。そして僕も、再び歌える体になった。あなたも、“自分の体の調子は、自分で決められる”はずだ。」

―――「はじめに」より

【目次より】
第1章 筋肉はヨコから揺らすもの
第2章 24時間、疲れを残さない体になる
第3章 スイスイと動かしたくなる首
第4章 ぐるぐると回したくなる腕と肩
第5章 うねらせたくなる背中と腰
第6章 つまり・むくみのない股関節と脚

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