足を4の字にして寝る人は骨盤が歪んでいる
睡眠の代表的な効果は心身ともに疲労回復することですが、寝る姿勢が悪いと、体に不調を引き起こす原因にもなります。
寝る姿勢について、普段から意識する人は少ないかもしれませんが、悪い寝方をしていないかチェックしていきましょう。
姿勢1:片方の足を曲げて4の字のように寝ている
この姿勢で寝ている人は、普段から座っている時に足を組む傾向があります。
だいだい、組んだときに、上になっている方の足を4の字に曲げて寝ていますね。
足を組んで座っていると、背骨は組み足の方に捻られてしまった状態になり、骨盤が後傾になったまま歪みが生じます。
また、組んでいるお尻のインナーマッスルの深部外旋6筋が縮んでしまい、腰にも負担がかかりやすくなり、腰痛の原因にもなってしまいます。
そんな風に普段からよく足を組む人がいざ、寝ようとすると、座っている時のくせで、いつも組んでいる足を曲げて骨盤の位置を調整しようとするため、片方の足を4の字にようにしてしまうのです。
そういう人は、足を4の字に曲げている方の骨盤が歪んでいると思ってください。
腰痛の人にも、仰向けで寝ると腰が辛く、無意識に骨盤の歪みを調整しようとして、この寝方をする人が多いようです。
この状態で寝てしまうと、ますます骨盤は歪み、腰痛はもちろん、垂れ尻や足の長さに左右差があるなどボディラインの崩れにも繋がるので注意しましょう。
姿勢2:肩を巻き込んで横向きに寝ている
横向きに寝る方が楽という人も多いと思いますが、なにも横向きに寝るのが悪いというわけではありません。
問題は肩をぐっと巻き込んで寝ていることです。
肩を巻き込んで寝ている人は普段から猫背ぎみ、巻き肩になっていたり、ストレートネックになっていたりする場合が多いのです。
そういう人が仰向けに寝ようとすると、胸の筋肉が縮んでいるため、肩甲骨が浮いてしまいます。
そのため体勢がつらくなってしまうので、横向きになり、普段の姿勢と同じように肩を巻いて寝てしまうのです。
この状態で寝ていると、胸の筋肉の縮みにより、肺を圧迫するので呼吸が浅くなり、疲れが取れにくくなります。
猫背や巻き肩もますます改善しにくくなり、リンパの流れが悪くなるので、体がむくみやすくなり首・肩こりの原因や目の疲れなどさまざまな不調を引き起こす原因に。