まさに死闘だったTHE SECOND

―やはり皆さんTHE SECONDに賭けてらっしゃったんですね。

友保 そういう意味ではそうですね。みんな死ぬ気で戦って、何人か死にましたもんね。(ハンジロウ)たーにーさんは死んだよな?

小林 たーにーさん死んだの?

友保 弾け飛んだって聞いたよ。打ち上げ出た瞬間にパチンって。

小林 ええ? 俺見たけどな。たーにーさんが俺らのネタカバーしてYouTubeに上げてたの。

友保 やめて。怖い話しだしたやん。

小林 あれ、たーにーさんじゃないの?

友保 夏やけども。やめてよ。急に冷えてきたな。

―念がそうさせてるのかもしれないですね。

友保 (タモンズ)大波さんも体を壊したし。大会終わりに体調崩しちゃって、喉もね、体も潰れて。激しい戦いやったからな。

―みなさん何らか痛手を負ってらっしゃる。

友保 傷だらけですからね。僕も右目が見えないんで。

―え? そんな激しいことありましたっけ?

友保 あ、わかんなかったですか? 

―テレビで見ていたかぎり、いつもの通りの金属バットさんだったので。

友保 ああ、でしょうね。白鳥と一緒なんです、僕たちは。水の下でもがいてたんですよ。視力失いましたよ。

小林 俺はもう毎日オートミール食べてたから健康そのものです。

「テレビなんか全部やらせですよ」R-1グランプリ、THE SECOND、オリンピックをやらせという金属バットが唯一「あの大会だけは“ガチ”」というお笑い賞レースとは_2

―オートミールですか?

小林 あれが効きましたね。オートミール。

友保 お前、最近「オートミール」ってよく言うな。

小林 最近覚えたよ。

友保 最近覚えたよな。なんか妙に言うよな。20 年ぐらい知ってるけど、最近まで一回も言うてこなかったよな。

小林 お前オートミール20年前から知ってんの!?

友保 お前のことや! なんならお前より先に俺オートミール食ってたからな。あの麦みたいなやつ、めっちゃ楽やから。

小林 なんで言わんのよ。

友保 まずいからや! 楽なだけで食ってたんよ。鍋の締めにあれを入れてたよ。

小林 貧困なんか、それは。

―意識の高い貧困。

友保 バカですねあなたたち。ラ・ムーで買うためっちゃ安いやつ。

小林 ラ・ムー……存在せえへんスーパー(笑)

―お二人にもTHE SECONDバブル的なものはあったのでしょうか。

友保 あるわけないでしょ。小銭集めてますよ。ボロボロですわ。小林だけ妙に元気ですけどね。

小林 僕は天下りで別の仕事に就きましたね。

友保 とんでもない大会でしたね。