大腸がんは罹患者数1位、死亡数は2位

大腸は消化管の最後尾にあり、全長1.5~2mの管で、主に盲腸、結腸、直腸で構成されています。小腸から送られてきた内容物から水分やミネラルを吸収し糞便を作り、肛門から排泄するという大切な役割を担っているのです。

近年、大腸がんの患者数は増加の傾向にあり、国立がん研究センターの調査(2019年)によると大腸がんは罹患者数1位、死亡者数は2位となっています。

大腸がんの要因には生活習慣が大きく関わっています。

リスクとして挙げられるのは、喫煙、飲酒、肥満です。また添加物や塩分が含まれている加工肉、赤身肉の摂取なども大腸がんのリスクになりやすいと言われています。

大腸がんは早期の段階では、ほとんど自覚症状はなく、進行すると症状が現れることが多いことから、初期症状を見逃さないことが大切になります。

大腸の構造
大腸の構造
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