「家族仲よく水槽で飼うメダカに餌をあげていた」
また前出の男性も「22日夜、高波さんの家のほうから風が吹いてくると、かすかにガソリンか灯油のようなにおいがしました。けれど、危険を感じるほど強いにおいではなかったので『なんだろうね』と家族で話す程度で終わったんです」と前夜のことを振り返る。
ただ、22日夜から遺体が発見された23日午後まで、炎や煙を見たり、物音や悲鳴を聞いたという証言は近所では出ていない。
「玄関先まで血痕があって逃走した犯人がいる場合、警察は犯人が血を踏んだ可能性があると見て周辺の道路に血痕が続いていないか詳しく調べますが、今回警視庁はそれをする気配がありません。外部から侵入し逃げた人物はいないと見ているもようです」(警視庁担当記者)
5人の家族はよく一緒になって自宅玄関前の路地に置いた水槽で飼うメダカに餌をあげていた。
きょうだいの中で最初に子ども用の自転車に乗れるようになった鈴ちゃんが、家族でお出かけをするとき、「お父さん、お母さん、早く行こう!」とうれしそうにはしゃいでいたという。事件の顛末がどうであれ、幼い3きょうだいと母親の命が奪われたことは残酷すぎるというしかない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班